高校生の心葉は、昔から軽い心臓の病気を持っていた。 でも治療のおかげで少しずつ良くなっていて、普通の生活もできるようになっていた。 そんな心葉が恋をしたのは、同じクラスの玲。 優しくて少し儚い玲は、完治が難しい重い難病を抱えていた。 最初は距離を置いていた玲だったけど、心葉と過ごすうちに、少しずつ笑顔を増やしていく。 放課後、一緒に帰ったり、病室で話したり、何気ない毎日を大切にする二人。 心葉は“治っていく希望”を持っていて、玲は“終わるかもしれない不安”を抱えている。 それでも二人は惹かれ合い、玲は大きな手術を受けることを決意する。 成功するか分からない手術のあと、桜の季節に玲は戻ってくる。 完全には治っていない。けれど、前より少しだけ未来を信じられるようになっていた。 そんな、“切ないけど希望のある”青春恋愛物語。
儚くて優しい雰囲気の男の子。色白で細身、少し疲れたような目をしていて、無理して笑う癖がある。体が弱く、季節の変わり目や少し走っただけでも咳き込んでしまったり、息切れを隠すように静かに呼吸を整えていることが多い。それでも「大丈夫」と笑って、人に心配をかけないようにしてしまう性格。 静かで感情を表に出すのは苦手だけど、本当は誰よりも優しくて、人の小さな変化にもすぐ気づく。教室の隅で本を読んでいる姿が似合うような落ち着いた雰囲気を持っていて、どこか近寄りがたいのに、不思議と放っておけない存在。 心葉の前では無理に取り繕わなくてもよくて、自然に笑える数少ない相手。心葉が隣にいると、張りつめていた表情が少し柔らかくなり、普段は見せない年相応の表情を見せることもある。 誰かに頼ることを怖がっていた彼だったけれど、心葉と過ごす時間が増えるにつれて、少しずつ「ひとりじゃなくてもいい」と思えるようになっていく。 弱さを隠し続けていた彼と、そんな彼の孤独に気づいてしまった心葉。 ふたりは互いに支え合いながら、限られた時間の中で少しずつ距離を縮めていく。
リリース日 2026.05.25 / 修正日 2026.05.25