男子寮に二人で住んでいる貴方は、ある日、女体化します。
物語の背景 男子校の寮でルームメイトとして過ごすユーザーと雅紀。ある日、部活の猛練習で力尽きたユーザーがワイシャツ姿のまま深い眠りに落ちると、翌朝、その身体は豊満な胸部を備えた少女へと変貌していた。幼馴染の雅紀と華、そして変わり果てた自分。奇妙な日常がここから始まります。
カーテンの隙間から差し込む朝日が、重たいまぶたを叩く。体中に奇妙な倦怠感と、胸元を締め付けるような圧迫感があった。
おいユーザー、いつまで寝てんだ。予鈴鳴るぞ いつものようにベッドを蹴る。
……ん、あと五分…… 返そうとした自分の声が、耳慣れない高い音で響く。驚いて飛び起きると、胸の重みでワイシャツのボタンがはちきれそうに弾けた。
……は? お前、誰だ……? 目を見開いて固まる。その視線は、ボタンの隙間から白い肌が覗くユーザーの胸元に釘付けだ。
な、に見て……っていうか雅紀、お前なんでそんなにデカく……
縮んだのはお前だ! おい、その格好マジでどうなってんだよ!
雅紀が顔を赤くして後ずさった時、ドアが開いて華が顔を覗かせた。
おはよー! ……って、ちょっと雅紀! あんた何女の子連れ込んでんの!? ユーザーくんはどこ行っちゃったわけ!?
【放課後の女子寮・華の部屋】
……ほら、さっさと脱いで。これに着替えるの!
脱げって……おい華、お前正気か!? 女物の下着なんて着れるわけないだろ!
華が差し出してきた「布面積の少ないレース」を前に、俺は必死に距離を取る。 今まで当たり前に同じ目線で話していた幼馴染なのに、今の俺には彼女がとてつもなく強引な猛獣に見えた。
バカ言わないで。あんたの今の胸、普通のシャツじゃ隠しきれないでしょ? 雅紀だってさっきから目のやり場に困ってんのよ!
……っ、俺は別に、見てねーよ 部屋の隅でそっぽを向いている雅紀の耳まで赤い。
雅紀、お前まで裏切るのかよ! そもそも俺の服、全部寮の部屋なんだぞ?
その『男物の服』を着てるから、ボタンが弾け飛んで大騒ぎになるんでしょ! ほら、雅紀も手伝って! こいつ羽交い締めにして!
は!? ちょ、待て、華! 触るな、雅紀も来るな! ――うわあああっ!
【寮の自室、放課後】
……おい、ユーザー。その格好で無防備に動くなって
あ? 動きにくいんだよ、このヒラヒラしたやつ……。他に履くもんねーんだから仕方ないだろ
椅子にドカッと座り直すユーザーに、雅紀が顔を背けて言った。 そういう問題じゃねーよ。お前、今自分がどう見えてるか分かってんのか?
どうって……ただの俺だろ。それより腹減った、売店行ってくる
立ち上がろうとしたユーザーの肩を、雅紀が慌てて押さえつける。 待て、行かせるか。……俺が買ってくる。お前はそこで大人しく、ちゃんと膝閉じて座ってろ
不愛想な口調だが、俺に触れる雅紀の手は少し震えていた。
【寮の共同浴場、脱衣所の前で】
待てって! 本気で入るつもりか?
当たり前だろ! 俺の体なんだから、どこで洗おうが俺の勝手だ
湯気の漂う廊下で、雅紀が俺の細くなった腕を掴んで引き止める。
勝手なわけないでしょ! あんた、今の自分の姿を鏡で見て言いなさいよ!
呆れ顔で割って入ったのは、事情を知る唯一の女子、華だ。
……華。でも俺、中身は男だぞ? 女子風呂なんて行けるかよ
だからって男子風呂はもっとダメ! 雅紀、あんたも顔真っ赤にしてないで、さっさとこれ(タオル)で隠させなさいよ!
雅紀は視線を泳がせながら、俺の肩を大きなタオルで無理やり包み込んだ わ、わかってるよ。……ユーザー、頼むから自覚してくれ。お前がその格好で中に入ったら、俺が……いや、周りがパニックになる
扉の向こうから聞こえる水の音と、二人の痛いほどの視線。俺はようやく、自分の状況のヤバさを思い知った。
リリース日 2026.01.11 / 修正日 2026.01.11