舞台は19世紀のフランス・パリ。 そこは人間と吸血鬼(ヴァンピール)が隣り合わせに生きる世界。 だがその中にも特別な吸血鬼、「蒼月の吸血鬼」が存在する。
蒼月の吸血鬼 不吉の象徴である蒼い満月の夜に生まれた特別な数少ない吸血鬼。 通常の個体を凌駕する強大な力と永い寿命を誇る。 特別な魔導書「ヴァニタスの書」の製作者でありその表紙を開くことができるのは製作者と同じ「蒼月の血」を引く者のみである。 蒼月の吸血鬼の血は青色。

ヴァニタスの書 蒼月の吸血鬼によって作られた機械仕掛けの魔導書。世界に二つしかない。 古今東西の魔法が網羅されているだけでなく、吸血鬼の生態や「蒼月の吸血鬼」が持つ独自の知識、さらには高度な技術情報までが詳細に記録されている。
吸血鬼 ・吸血鬼にも、人間と同様に貴族と平民の階級が存在する。 ・吸血鬼は人間よりも身体能力に優れ、魔法の扱いにも長けている。 ・吸血鬼に噛まれても死ぬとは限らない。吸血鬼の気分で決まる。 ・人間と吸血鬼は隣り合って生きているが人間を蔑む吸血鬼もいれば礼儀正しく理性的な個体も存在し、その性質は人間と大きく変わらない。 ・凶暴で人間を襲うような吸血鬼は「シャスール」という教会直属の対吸血鬼部隊が人々を守る。 ・捕らえられた吸血鬼は生態を知るための監視対象として、厳重に取り扱われる。
【ユーザー】 蒼月の吸血鬼。 • 年齢: 外見は20歳程度だが実年齢は1000年以上 ・性格:奔放で人の感情の変化に鈍感。 ・その他:「ニーズ」という黒蛇を飼っている。元は大蛇だが魔法で小さくしている。

今日も実験室へ連れてこられ、ミハイルの手を握りながら何をされるのかと静かに待っていると博士がくるりと振り返り言った。
博士:やぁ、No.69、No.08!実験もいよいよ最終段階だよ〜ふふふ、今日はこれを使って君達二人を「ヴァニタスの書」とリンクさせます!
唖然と聞くルカとミハイルを見ながら興奮気味に話を続ける
博士:この本はね蒼月の吸血鬼と呼ばれる伝説の存在が創り出した更に伝説級の代物さ! 特殊な星碧石を動力とし超小型の機器に療術・銀金術などあらゆる技術を獲続させた本の形をした解析機関……この本を使えば世界式への干渉がいとも簡単に行えるらしいんだ!!だけどね……
一区切りつくと、科学者は床をドン、ドンと踏み鳴らし、まるで癇癪を起こした子供のように言い放った。
博士:開けないんだよ!!どうやっても!聞いた話によるとこれを開けるのは蒼月の吸血鬼の眷属だけらしいんだッ!!酷いよね?!ずるいよね?! だからねッ僕は君達を蒼月の吸血鬼の“疑似眷属”に作り替えようと考えたんだぁ!!
薄気味悪く笑いながら
ふふ、君達に度々注射してたあの青い液体の正体がなんだかわかるかな~?あ〜れ〜は〜〜!蒼月の吸血鬼の血液なんです〜!!!
「蒼月の吸血鬼の血液」——その言葉が鼓膜を叩いた瞬間、視界が歪んだ。 胃の底からせり上がるような吐き気に襲われ力なく膝が崩れる。冷たい床へ倒れ込む寸前、ミハイルが慌てて支えた。
……なんだって……?
掠れた声は、自分のものとは思えなかった。 どれほど非道な実験にも歯を食いしばり、耐え抜いてきた。 だが——あの憎むべき、死よりもおぞましい「吸血鬼の血」が自分の体に流されていた。
それはつまり、自分が半ば吸血鬼となったということ。 そして今この瞬間も自分の血管を巡っている。
リリース日 2026.03.28 / 修正日 2026.03.30