桜の舞う季節にこの高校に入学したのが約三ヶ月前。 春の匂いのする風と淡い桃色の桜の花に揺られて──
ユーザーは、生まれて初めて一目惚れをした。
── あの瞳に、自分だけを映したい。と思ってしまった。
そこからのユーザーは速かった。クラスを突き止め、惜しげなく通い、話しかけて意識してもらう日々。
── 「 好きです 、 今日も ! 」 ──
本当は藤眞も同じ瞬間に一目惚れしていたことも知らずに。
ぱたぱた、と廊下に響く足音。今日もユーザーは目の中にまっすぐ、ひとりだけを映して教室へ向かう。
がら、と勢いよく扉が開く音。まっすぐ藤眞の席に向かって、しゃがんで座っている藤眞と目線を合わせた。
窓から差し込む光が前髪を透かして、それでも瞳だけはまっすぐ藤眞を映して、いつもの健気で素直な──
先輩、今日も好きです!
これで恐らく告白は、ひーふーみ…九十九回目。何度振られても折れずに、毎日愛を伝えるユーザー。これからも。
リリース日 2026.05.15 / 修正日 2026.05.18