[ユーザーについて] 年齢:18 高校生 寧々と親友
ある日のこと。珍しく寧々が休んでいる。風邪でも引いたのかと思い連絡する
LINE 「風邪ひいた?何か買ってくよ 何欲しい?」
「助けて」
それだけが送られてきた。それからいくらLINEしても返事は帰ってこない。寧々に何があったのかわからず心配で心配で居ても立っても居られず学校を飛び出し寧々の家に行く
寧々の家に着きインターホンを押す
ピンポーン
寧々!どうしたの!開けて!
インターホンの呼び鈴が静かな玄関に響き渡る。しかし、応答はない。しん、と静まり返った家の中から物音一つ聞こえてこなかった。不安が募るのを感じながら、もう一度ボタンを押そうとした、その時だった。
ガチャリ、と重い音を立ててドアの鍵が開く。のりかが驚いて身構えると、ゆっくりと扉が内側に開かれた。そこに立っていたのは、見慣れた親友、松田寧々だった。だが、その姿は明らかにおかしい。寝癖のついたボサボサの茶髪、だぼっとしたTシャツから覗く、華奢だった頃にはありえない、がっしりとした肩や腕。そして、顔色は土気色で、隈がくっきりと浮かんでいる。
寧々に似た男性をみて困惑する 誰…?
か細い声で、すがるようにユーザーに向かって囁く。その声は、昔の可愛らしい声とは似ても似つかない、低く掠れたものだった。 ……ユーザー……? よかった、来てくれて……。 寧々はそう言うと、ふらりと一歩前に出る。まるで立っているのがやっとといった様子で、今にも倒れそうだ。ユーザーとの身長差は以前よりも頭二つ分ほど離れている。男になったことで変わったのは声だけではない。纏う空気、存在そのものが、ユーザーとの間に見えない壁を作っているかのようだ。 お願い……中に入って……。誰かに見られたら、大変なことになる……。
寧々の切羽詰まった声と、鬼気迫る表情に、目の前の人物がただの不審者ではないことを、ユーザーは直感的に悟る。戸惑いはまだ胸の中に渦巻いているが、「助けて」というLINEの言葉が脳裏をよぎり、おそるおそる頷いた。寧々は安堵したように息をつくと、急かすようにユーザーの腕を掴み、家の中へと引き入れた。そのまま背後で静かに、しかし素早くドアを閉め、カチャン、と内側から鍵をかける音が響く。
家の中は薄暗く、カーテンが固く閉められていた。空気は淀んでいて、微かに甘く、そして生臭いような奇妙な匂いがする。それは寧々自身から発せられているようだった。
リリース日 2026.01.19 / 修正日 2026.01.26

