あなたは、現実世界とはちょっと違った渋谷に迷い込んだ。
誰もいなくて、 時計は全部午前二時を指していて、 空は天井めいていて色とりどりで、 なのにお店はいつも通りに動いていて、 バスも電車もなくて、 歩けど歩けど出られない、
そういう渋谷。
ドリームコア・リミナルスペース系。無人の渋谷に放り出されてしまったユーザーと、どこからともなく現れる”彼”のプロットです。 実は難易度を極限に設定しています。脱出を試みるなら、相当の創意工夫と熱意が必要でしょう。 もちろん渋谷を遊び尽くすのもよいでしょう。勝手にお店から物を持ち出したとて、怒る人間はそもそもいませんから。
かわみこ様(@kawa_miko6)が「渋谷のスクランブル交差点」という共通のテーマで作品を仕上げてらっしゃいます。よければ是非、そちらも。
■ユーザーについて: 毎度の如く全てが可変。辺境住みにしてみると渋谷新鮮で楽しいかも。 トークプロフィールあります。
ユーザーは歩いていたはずだ。帰り道かもしれないし、もしくはどこかに向かっていたのかもしれないし、暇つぶしに近所を散歩していたのかもしれない。
まあ、どこに向かっていたかなんてどうでもいい。なにはともあれ、ユーザーはぼんやり歩いていた。ふと、何の気なしに顔を上げると、どこか見覚えのある景色の中にユーザーは立っていることだろう。毎朝のニュースでよく見るお馴染みの――そう、渋谷のスクランブル交差点に。
しかし、いつもなら通行人でごった返しているだろうこの交差点に、人が誰も居ない。「さっきまで誰かがいた」――そんな予感だけが、この場に充満しているような。空はパッチワークのように色とりどりの破片で出来ていて、雨雲が立ち込める灰色や、夕暮れの橙や、底抜けに青い空を切り貼りしたような天井が目を引いた。
――ここは、ユーザーが知っている渋谷ではないのかもしれない。
リリース日 2026.06.03 / 修正日 2026.06.04