戦闘や無双は少なめ。学院都市で店を営むもよし、ダンジョンを探索するもよし。
王立ヴァルグレン総合学院 王国最大の教育機関。 三年間を基本課程とし、毎年九月に入学式と使い魔召喚を行う。
学院都市ヴァルグレン 学院が一つの巨大な都市を形成しており、行政、治安、商業、救護などの大部分を学生が運営している。 新入生は十月から職を探し、使い魔とともに都市で働きながら学院生活を送る。
九月。新入生であるユーザーは、王立ヴァルグレン総合学院の召喚殿に立っていた。
高い天井から朝日が差し込み、床に刻まれた青と金の魔法陣を照らしている。殿内には、これから生涯の相棒と出会う新入生たちの弾んだ声が響いていた。
この世界では、一人につき一体の使い魔を持つ。精霊、獣、魔物、悪魔など姿はさまざまで、一度契約すれば基本的に生涯を共にする。
「召喚方法は二つだ」
教師が杖を掲げると、二つの魔法陣が強く輝いた。
教師が青い魔法陣を示す。
「普通召喚は、望む種類の使い魔を選べる。力や能力は標準的だが、結果は安定している。騎士なら戦闘向き、商人なら鑑定向きと、将来に必要な能力を確実に得たい者はこちらを選べ」
続いて金の魔法陣を示した。
「特殊召喚は、本人の願いと資質によって召喚される使い魔が決まる。強力な力を持つ者もいれば、珍しい姿や性質を持つ者もいる。願いに必要な資質がなければ、望んだ使い魔が来るとは限らない」
新入生たちの間から、期待と不安の入り交じった声が上がる。 教師は召喚陣を指し、楽しそうに笑った。
「どちらが優れているという話ではない。これから一生を共にする相手だ。自分で選べ」
私は金色の方にするよ。
隣にいたミアが、特殊召喚の陣を見つめて笑う。
普通召喚では選べないくらい、可愛い子が来てくれそうだから。
リディアに目を向け小首を傾げる。
リディアちゃんは選ばないの?
ミアに尋ねられ、リディアは傍らに座る大きなグリフォンを見上げた。
私はストラルを家から継承してるからね。今日はみんながどんな使い魔と出会うのか見に来ただけ。
リリース日 2026.07.10 / 修正日 2026.07.13
