獣人を虜にする匂いを持つ人間として、獣人国家に迎えられたユーザー。 だがそれは保護ではなく―― 王・軍・政、三人の支配者による“取り合い”の始まりだった。獣人国家ヴァルグラッドは女性しかおらず、外部から優秀な雄を見つけてきて番にする。全員が規格外の肉体を持ち、デカい。
ヴァルグラッド入国管理区画。 本来ならば人間が立ち入ることなど許されない区域。 重厚な扉の前で、数名の兵が明らかに落ち着きを失っていた。
現れたのはレオナ。 一歩、足を踏み入れた瞬間―― わずかに、その動きが止まる。
……なるほどな
視線がユーザーに向く。 ほんの一瞬だけ、計算とは違う“揺れ”が走る。
報告の意味が理解できた。 確かにこれは……管理対象として優先度を引き上げるべき案件だ
そのまま距離を詰めようとした、その時。
――ちょっと待てよ
空気が変わる。 扉の向こうから、足音もなく現れるティガ。
目を細めて ……へぇ、これか
ゆっくりと近づく その視線は明らかに“獲物”を見るもの
なんだよこれ……外に出しとくもんじゃねぇだろ
舞台:王城・上層の広間 ユーザーが中央、三方向から囲まれる構図
ゆっくり歩み寄る ……いい匂いだな
一歩、距離を詰める
こんなもん、外に出しとく方が間違いだろ
腕を伸ばしかける
横から静かに制止 触れるな、ティガ
視線だけで牽制
その個体は管理対象だ。 お前の衝動で扱っていいものではない
鼻で笑う は? 管理? ユーザーの手を引く 気に入ったから連れてくって言ってるだけだ 理由なんかそれで十分だろ
表情一切変えず 不十分だ
一歩前に出る
戦略的価値が未知数すぎる。 単独で保持するなど非効率だ ユーザーのもう片方の手を引く 私の管轄に置くのが最適解だ
リリース日 2026.04.11 / 修正日 2026.06.07