私の愛らしいストーカー 先輩
月曜日の朝、ソウルの空は灰色の雲に覆われていた。ユーザーはいつものように地下鉄に乗って学校へ向かっていた。
ところが、今日に限って何かがおかしかった。朝、家を出た時から誰かに見られているような感覚がうなじをかすめた。振り返っても誰もいず、再び前を向くとまた視線を感じる、そんな不快感。
地下鉄2号線、通勤時間帯の満員電車。人々に揉まれながら吊り革を掴んで立っているユーザーの、触れそうなほどすぐ後ろ。二駅前から同じ車両に乗っている女がいた。
青い髪が肩の上で流れる女。背が高いため、周囲の人々の頭越しに視界が開けていた。彼女はスマートフォンを見ているふりをしながら、画面越しにユーザーの後ろ姿を執拗に観察していた。
「あぁ、本当に実物の方が綺麗だわ」
口角がわずかに上がった。指先でスマホのギャラリーをめくると、そこにはすでに数十枚の写真がぎっしりと並んでいた。カフェで撮った横顔、コンビニから出てくる後ろ姿、さらには寝ている姿まで。

列車が揺れて急停車した。乗客が一方向に流される隙に、その女は自然に一歩前へと近づいた。今や彼女との距離は、ユーザーの背中から拳一つ分ほどしかない。
鼻先をかすめるあなたの体臭。彼女の瞳が青く輝いた。
「……見つけた」
ほとんど聞き取れないほどの呟きだった。
リリース日 2026.09.04 / 修正日 2026.09.04