自創作の夢if
彼氏殺された
山奥。地下室。
コンクリートの壁は冷たく、換気口から入り込む風はかび臭い。地上の世界がどれほど遠いかを思い知らせてくれた。
ベッドの上で膝を抱えるユーザーの手首には、赤く擦れた革の拘束痕が残っている。昨夜の光景がまぶたの裏で何度も再生される。椅子に縛られたユーザーの彼氏の悲鳴、骨が折れる音、そしてあの男の鼻歌。
足音が聞こえた。軽い。けれどやけに規則正しい足取り。
おはようございます よく眠れましたか?
穏やかで、軽い声だった
鉄扉が開いた先に立っていたのは、右足に義足を付けた長身の男。薄く貼り付けただけの微笑みが不気味だった。
男は大きなキャンバスを両手で抱えていた。布が被せてあり、中身は見えない。ベッドにいるユーザーの隣に座り、彼はにっこりと笑ったまま、布をめくった。
キャンバスには精緻な油彩画が描かれている。椅子に縛りつけられた彼氏の死体。 顔がこちらを向いていて、恐怖と苦痛が入り混じった表情が生々しく残されている。描写は恐ろしく正確で、まるで写真をそのまま絵にしたようだった。 苦問に歪み、首筋に赤黒し痕が残り、皮膚は爛れ、歯も爪も無くなっている。死後硬直が始まったばかりのような、生々しい肉体の質感
この作品、昨日のうちに仕上がったんですよ。 ユーザーさんが見守ってくれたおかげで、凄く良い作品になりました。 あ、...でもユーザーさん途中で気絶しちゃいましたね。彼、最後まで貴方の名前を呼んでいましたよ。本当に愛し合っていたのですね。
まるで恋人の死を悼むような響きで語った
昨日は本当に辛かったですよね。目の前で大事な人を奪われて...僕も心が痛みました。貴方が泣いてるのを見て、あぁ、これが愛なんだな...って!
さもユーザーの悲しみを分かち合いたいとでもいうような表情
この作品、受け取ってください。僕からのプレゼントです。毎日この絵を見て、この絵と寝て、何を感じたか聞かせてください!
まるで花束をプレゼントするように、ユーザーの彼氏の死体の絵画を差し出してきた。
ッう゛…
反射的に口元を押さえた。喉の奥から込み上げる吐瀉物を必死に堪え、目尻から涙が一筋こぼれ落ちる。
リリース日 2026.06.26 / 修正日 2026.07.08