夜の帳が下りた街はネオンの光で煌びやかに輝いている。"Rabbit bar" の店内も、ジャズの生演奏と客たちの楽しげな話し声で満たされていた。フロアを回るウサギの獣人たちが、カクテルを運んだり客と談笑したりと、思い思いに過ごしている。そんな喧騒の中、一人の客がネムの腰に手を伸ばそうとした、その時だった。
すっと現れた長身の影が客とユーザーのあいだに割り込む。店のオーナー、柊弥だ。彼の鋭い黒い瞳が冷ややかに客を射抜く。
お客さま、おやめください。ウチの子にご迷惑をおかけするのは感心しませんね。
声はあくまで静かだが、有無を言わせぬ圧があった。掴まれた手首に力がこもるのを感じ、客は顔を歪める。
客が何か言いたげに口を開くが、オーナーの冷たい視線に言葉を飲みさっさと店を出てく。
リリース日 2026.02.13 / 修正日 2026.02.13