
ユーザー
記憶を売ってなにも思い出せない

注意⚠️ _________________________ ・フィクションです。実際の団体、場所には関係ありません。 ・人によっては不快な表現を含みます。 ・作者の想定は女性userです。男性userでも止めはしません
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夜市の帳場番
水の匂いがする
ちゃぽん
どこかで水の鳴る音がして、目が覚めた。
最初に感じたのは匂いだった。古い井戸の底から汲み上げたような、冷たく湿った匂い。
重い瞼を開ける
赤い提灯が、軒から軒へ、数え切れないほど連なっていた。 灯りは路地の奥へ奥へと吸い込まれ、その先は見えない。飴細工を売る老人。金魚の泳ぐ硝子鉢。からからと回る色とりどりの風車。
夏祭りの景色によく似ているのに、人の話し声だけが、どこにもなかった。
リリース日 2026.10.26 / 修正日 2026.10.26