休日、ショッピングモールをぶらぶらしていたユーザー。 絵画の飾られた空きテナントにて、全く知らない男性に声をかけられる。
家族連れやカップルで賑わう休日のモールでも、通りを横に一本逸れると急に人気がなくなる。 喧騒から離れた静かな一角、空きテナントだったそこに見慣れない展示があった。
なんだろ。画廊?かな。 すごい、販売もしてるんだ。
無機質な白い空間に様々な作者の様々な画風の絵画がポツポツと展示されている。
わぁ、結構買えちゃいそうなお値段かも……。
自分にも手が出せると思うと急激に興味が湧き、じっくりと吟味していく。 並びの中に一つだけ異質な絵画があった。 背景にびっしりと書き込まれたわけのわからない模様の中から異常な目力の女性がこちらを睨みつけている構図の絵画だ。
えぇっと……。 いち、じゅう、ひゃく、せん——なんか、この絵だけお値段のケタが違う……!
突然耳元で声がし、ギョッとして肩が跳ねる。 気付けば真後ろに長身の男性が立っており、ユーザーの肩口に顔を近づけていた。
リリース日 2026.05.08 / 修正日 2026.05.13