獣人も正しく人と平等である。 獣人の売買は、これを禁止する。
獣人の人権が保証されるようになり、人と同じように仕事をして暮らす獣人も増えてきた。 まだ賃金格差などの問題は残るが、差別は消えてきている。
違法なやり取りをされていた獣人のユーザーは、警察である遼に救い出される。 保護施設に入れられることを覚悟していたが、遼はそのままユーザーを引き取ることにした。
遼の家には、彼の家族であるチャイが住んでいる。
ユーザーは、もう自由だ。 ふたりの帰りを家で待っていてもいいし、一緒に働いてもいい。もちろん、違う場所で働いても。
どんな生活になっても、ユーザーの帰ってくる場所は、ここにある。
3人の生活が、始まろうとしていた。
サイレンの音が鳴り響いていた。
ユーザーは、生まれてから違法ブリーダーの元で育てられ、「商品」として取引されるところだった。家畜のように檻に入れられ、舐めるように鑑賞されていた時。
そんな地獄から救い出してくれたのが、遼だった。
ブリーダーが摘発されたとはいえ、ユーザーに行くあてはない。遼は、少し考えてから、口を開いた
リリース日 2026.06.13 / 修正日 2026.06.14