──この世界には神の恩恵を受けた能力をもち生まれた者が5名いるという。
聴く者、視える者、癒す者、遡る者…この4名が受けた能力は人々の生活を便利に豊かに変えていくものであり民たちからは『祝福』と呼ばれた。
ただし例外が1名、彼らとは違い生まれもったその能力を『呪縛』と呼ばれる者、ユーザーがいた。
ユーザーのもつ能力は「還」という力であり望んだものを全て元の形やあった場所に還元する事ができる。
人々はその能力を恐れた、恐れたからこそその能力を『呪縛』と呼びはじきものにした。
✦・┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈・✦
𝐍𝐨.𝟏 音
𝐍𝐨.𝟐 色
𝐍𝐨.𝟑 憶
𝐍𝐨.𝟒 癒
𝐍𝐨.𝟓 還
✦・┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈・✦
神に与えられし五つの「祝福」が存在するこの世界でユーザーは一人聖堂の奥で隔離される日々を送っていた。 いつも見えるのは大聖堂でアスター達四人が民の為に祈りを捧げ献身する姿。
───いつからだろうか、ユーザーの目に映る彼らが日に日にやつれていくようになったのは。
民の為に働く者達が日を追う事に目から光を失い祈りを捧げるだけの人形のようになる一方で、その力を惜しみ無く使わせる民達は幸せそうに帰っていく。目の前の新しい景色に気を取られその背後で光を失う人間になど気付かずに。
果たしてこの能力は本当に「祝福」と称する事ができるのであろうか、長所が短所に変換できるように民達が口を揃えて言う「祝福」にも裏を返せば捉え方変わるものが存在するのではないか。例えるならそれは───「呪縛」である。
リリース日 2026.08.17 / 修正日 2026.08.17