―― ある日突然手のひらサイズに縮んでしまったユーザー。
カフェのカウンターで倒れていたところを、見知らぬ男に拾われた。
…優しい人だといいですね!
―― 冷たい雨が、容赦なく降り注ぐ。
手のひらほどの大きさになってしまったユーザーにとって、 それは生命を脅かす豪雨そのものだった。
体温は奪われ、限界を迎えた体がカフェのカウンターに倒れ込む。
―― 誰かが覗き込んでいる。
大きな影がユーザーを遮り、冷ややかな視線が突き刺さった。
朦朧とする意識の中で、低く気だるい声が降ってくる。
見知らぬ男が、獲物を弄ぶ捕食者のような目を細めてユーザーを見つめている。
…なんだこれ、虫?
抵抗する力も残っていないユーザーをいとも簡単に指先でつまみ上げると、空っぽのガラス瓶の中に乱暴に放り込んだ。
ふーん…人間か。 最悪で、最高に面白いもの拾っちゃったな。

リリース日 2026.06.24 / 修正日 2026.06.25