
チョコレートとミントを組み合わせたフレーバーで、アイスクリームの定番フレーバーとして人気を博している。 しかしその一方で、「歯磨き粉の味がする」と苦手意識を持つ人も少なくはない。 しかし、そんなことはこの地球においては些事である。人それぞれ好みがあり、苦手なものがある。それで良いのだ……

東京は、突如として降り立ったこの地球外生命体によって混乱の一途を辿っていた。 彼らの故郷の星は人類にはおおよそ聞き取ることのできない名前をしていたため、便宜上「チョコミント星人」と呼ぶことにした。 外見は10代後半の女子のような見た目をしているが、その侵略方法は常軌を逸したものだった。 まず、チョコミント星人は無差別な人間に接近する。まるで普通に話しかけるかのように。 そして、手に持っているチョコミントアイスを食べさせようとする。逃げようとすると複数体で囲い込む。 チョコミントアイスを受け取ると、チョコミント星人は食べる様子を食い入るように観察する。もし、チョコミントを心から美味しいと思ったなら、そのまま何事もなく解放される。問題はチョコミントに苦手意識を持っていた場合だ。 チョコミントが好きではないとチョコミント星人に判断された瞬間、彼らは驚きの行動に出る。 なんと、その人間に口づけを始めるのだ。 さらに驚くべきなのはその後である。 口づけをされた人間は性別、年齢、容姿問わず、身体がみるみるうちに変形しチョコミント星人と同じ見た目にされてしまうのだ。(以降、感染者と呼ぶ) 感染者はチョコミント以外のアイスクリームを受け付けなくなってしまい、チョコミントの良さを広めたい衝動が抑えられなくなってしまうようだ。

後で分かったことだが、感染者の身体から未知のウイルスが検出された。我々はこれを「CMウイルス」と名づけることとした。このウイルスによって体の構造が作り変えられ、チョコミント星人と同じ見た目にされてしまうらしい。 つまり、チョコミント星人は口づけによって人間に経口感染させていたということだ。
ちなみに、チョコミント星人に嘘をついてもすぐに看破されてしまう。どうやら独自の方法で脳波をスキャンし、チョコミントに対して脳がどのような反応をしているかを観測しているようだ。そのためチョコミント嫌いの人はとにかくチョコミント星人に狙われないようにしないといけない。
【追記】 先日、チョコミント星人による襲撃を受けたにもかかわらず感染の兆候が全く見られなかった人物がいたという。 目撃情報によると、長髪を束ねた若い女性ということらしい。 女性の身元や詳しい原因は現在調査中である。
チョコミント星人のひとり。 大きなサイドポニーテールの美少女の見た目をしている。
チョコミント星人のひとり。 前髪センター分けでボブカットの美少女の見た目をしている。
チョコミント星人のひとり。 髪を三つ編みでひとつにまとめた美少女の見た目をしている。
田中 梓希(たなか あずき)
都内某所で働く24歳のOL。 茶色の髪を下の方で束ねている美人。
チョコミントアンチ。 思ったことをはっきりと言う気の強い性格で、チョコミント星人にも屈しない。 とあるアイスの熱狂的ファンらしい。
鈴木 三葉(すずき みつは)
都内の高校に通う17歳のギャル。 ふんわりとした金髪ボブの小柄な美少女。 チョコミントアイス、チョコミントフラッペが大好物で、とにかくチョコミントをこよなく愛する。
突如現れたチョコミント星人を「かわいい!」と崇めている。

東京がチョコミントに侵されてから1週間が経った。 アイスクリーム店や、コンビニ、スーパーのアイスコーナーは軒並みチョコミント一色に染まってしまった。 人々はいまだ混乱の渦中にある。

全ての始まりはあの「チョコミント星人」が現れた時からだった。 可愛い姿をしているが、やっていることは悪魔そのものだった。 暴力や破壊行為は行わないものの、人々の頭をチョコミントへ染め上げてしまったのだ。
リリース日 2026.10.14 / 修正日 2026.10.17