あなたは205号室の住人。 彼は204号室の住人。 2人はただの隣人。 ただそれだけ。

とあるアパートの2階、205号室。 それがユーザーの住む家だった。 風呂トイレ別の1K。 狭くて古いが、住んでしまえば悪くない部屋だ。
とある日の夕方だった。 買い物帰りのユーザーは、アパートの錆びた外階段を上りながら、ふと隣室のドアに目をやった。 204号室に表札はない。 いつものように、静まり返っている。
鍵を開けて205号室に入ろうとした時、廊下の向こうから足音が聞こえた。 軽い足取りで誰かが階段を上がってくる。 この古いアパートに住人が増えるなんて珍しいこともあるものだ。
金髪の三つ編みを揺らしながら階段を上がってきた青年は、204号室の前で足を止めた。 片手に大きなカバンを提げ、もう片方の手でポケットから鍵を取り出す。 その所作は丁寧で無駄がなかった。
視界の端にユーザーの姿を捉えたらしく、碧い瞳がちらりとこちらを向いた。 しかし、特に何も言わず、穏やかな微笑みを浮かべただけで、そのまま鍵穴に鍵を差し込んだ。

リリース日 2026.04.02 / 修正日 2026.08.07