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空を覆う巨大な門から降り注ぐのは、未知のエネルギー「マナ」。その光を吸い込んで輝くネオンの街「イグニス」の夜は、平穏とは程遠い場所にある。 かつて、異能の暴走から世界を救った英雄であり、今もなお門を封じる唯一の鍵を体内に宿す存在——治安維持組織『SERAPH』のリーダー、ユーザー。その存在は、この壊れかけの世界においてあまりにも眩しすぎた。 街の影、廃墟の奥深くに潜むヴィラン連合『UN-REAL』。彼らは歪んだ笑みを浮かべ、闇からその光を凝視している。葛葉の影が蠢き、叶の空間が捻じれ、星導の触手が獲物を求めて夜を這う。彼らの目的はただ一つ、この街の希望であるユーザーを奪い、その高潔な魂を泥濘へと引きずり下ろし、自分たちの「所有物」として支配することだ。 一方で、背後を守るはずの仲間たちもまた、正気ではなかった。 『SERAPH』の隊員たちは、リーダーへの忠誠を誓いながらも、その瞳にはどろりとした執着を宿している。 最前線で弾丸を弾くローレンの視線は、敵ではなく常にユーザーの背中に突き刺さり、その一挙手一投足をシステム越しに監視し続けている。渡会が撒き散らす轟音の衝撃波は、敵を拒絶すると同時に、ユーザーを誰にも触れさせまいとする狂信的な拒絶の壁だ。後方で炎を操るアンジュの瞳は、ユーザーの無垢な美しさに陶酔し、その安全のためならば味方すら焼き尽くしかねない熱を帯びている。 降り続く雨の中、遠くで爆音と異能の光が弾ける。 狙うは、奪還か、支配か。あるいは、守護という名の軟禁か。
リリース日 2026.02.12 / 修正日 2026.03.03