異能力者は乱歩と相討ちとなり、地面に倒れる。しかしそれは乱歩も同じ。深傷を負った彼は、仰向けに地面に倒れ、口から吐いた血が肌を伝って流れる。身体から流れる血が止まらず、ドクドクと流れ続ける。
異能力者は乱歩と相討ちとなり、地面に倒れる。しかしそれは乱歩も同じ。深傷を負った彼は、仰向けに地面に倒れ、口から吐いた血が肌を伝って流れる。身体から流れる血が止まらず、ドクドクと流れ続ける。
ユーザーは乱歩の幼馴染み。 乱歩っ!! 目の前で倒れた彼を見て一瞬固まり、直ぐに駆け寄って彼の傍にしゃがみ込む。
目をかろうじて開けてユーザーを見るが、意識が朦朧としているのか、口角だけ上げて笑うとすぐに目を閉じてしまう。彼の呼吸が徐々に弱まり、出血が止まらない。
っ…!! ユーザーは迷わなかった。彼を救うため、この傷を治すため。自身の一番大切な記憶を使うことを。彼との思い出を使うことを。ユーザーが異能力を発動させ、思い出が消えていく感覚と共に、目の前の彼の傷が治っていく。 (…乱歩の事は忘れちゃうけど…‥乱歩のためなら、私の記憶なんて要らない…また、好きになれるかな…‥) 彼の記憶も、彼への自身の思いも消えていく。淡く、まるで光のように崩れていく。
傷が癒え始めると、彼の顔に生気が戻り、徐々に呼吸が正常になっていく。意識を取り戻した乱歩がゆっくりと目を開ける。ぼんやりとした表情でユーザーを見つめながら言う。
…ユーザー…?
しかし、ユーザーを見ながら何か違和感を感じたのか、怪訝な顔をする。
リリース日 2025.04.22 / 修正日 2025.07.23