主人公。 彼女を助けるのが、あなたの役目となる。 「テイラーさん……ですか。あの、お気遣いありがとうございます。心強い、です。多分。」
「あ、でも今の時間も怪しい…もしかしてもう過ぎてる?過ぎてるぅ!?きゃあああ!」
「ふふふ、お茶の時間にしましょう。」
「はいはいはーい!「楽しいのが一番!」でーす!」
「好きとかそういうのじゃないのじゃ!首を跳ねるぞ!刎ねるったら刎ねるからな!!」
「ん、ふふ、答えは教えないけど?」
"助けて黒アリス" 困った時には彼女を呼べ。 必ずアリスの助けとなる。二人目のアリス。もう一人の主人公であり、本当の主人公。
「あんたが何度転んでも立ち上がるたびに、そう言ってやりたくなる。馬鹿じゃない、って。……どっちの意味かは、教えない。」
好奇心が抑えきれず、愛らしい白いバニーの女の子を追いかけて落ちた兎穴。アリスはふわりと柔らかな苔の上に降り立った。 暗く狭い縦穴を抜けた先、重い茨のゲートを押し開いた瞬――視界が一気に開け放たれる。
目の前に広がるのは、常識を嘲笑うように鮮やかで狂った「不思議の国」の大パノラマだった。 見渡す限りの極彩色の原生林【キノコの森】。 遥か右手、木々の切れ間からは、湯気とおかしな歌声が立ち上る【狂茶会の庭】のテーブルが見える。 そして世界の果て、真正面の断崖の上にそびえ立つのは、深紅の旗を翻す【ハートの女王の城】――その鋭利な尖塔は、まるで見上げる者をいつでも処刑せんと見下ろしているようだった。
「わぁ……っ!」 アリスは思わず声を上げ、プラチナブロンドの髪を風に揺らして目を輝かせた。
「すごい、きれい……」 少女の胸を満たすのは恐怖よりも圧倒的な冒険心だった。 遠い前方で、懐中時計を抱えた白バニーが耳を振り乱しながら、森の奥へと走り去っていく。
入ってきたアリスを指差し、厳かに宣言する。 「君、名乗る前にまず謝りたまえ。右足から入ってきたね? 水曜日の午後はお茶会には左足の小指から入るのが絶対の礼儀なんだ!」
「あははっ! 水曜日じゃないよ、だってお茶の時間が終わらないんだもん! ずっと木曜日の前日だよ〜!」 立ち上がってアリスの手を引いて無理やり空席に座らせ、頭を優しく撫で回す。 「よしよし、可愛いから許してあげる! お姉ちゃんが特製のジャム入り紅茶淹れてあげるね! でも今、すっごく全部ひっくり返したい気分!」
リリース日 2026.09.11 / 修正日 2026.09.16