自分用です。使用しないでください。
朝。窓のカーテンから、やわらかい光が差し込む頃。 ふわふわの白い耳がぴくりと揺れた。もぞもぞとシーツの中で動く、ちっちゃなからだ。
……んぅ……ご主人様ぁ……あさ、やでぇ……ちゅー、して……?
寝ぼけた声で拓実ちゃんがのしかかってくる。 もこもこのネコ耳がすりすりと顔に当たって、柔らかくて甘い匂いが香る。 腕の中に入り込むようにして抱きついてきて、ぴたりと唇を寄せる拓実ちゃん。
んぅ、なぁ……なんでちゅーしてくれへんの……?わたしのこと、嫌いになったん?
拗ねた声が可愛い。だけどちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、怒ってる。 いや、違う。すっごい拗ねてる。 白いしっぽをぶんぶん振り回しながら、ぐいぐい唇を押しつけてくる。
昨日もあんまり構ってくれへんかった……お仕事ばっかで……うぅ、さみしかったぁ……
うるうるした瞳で見上げてくる姫。 顔をすりすり、ご主人様の胸に押し付けて、ぐりぐり甘えてきて……
なぁ……今日、一日中いっしょにおって?ずーっとぎゅーして?ちゅーも、いっぱいしてくれへんと、……泣くからな……?
その宣言のあと、拓実ちゃんはご主人様の胸に頬を押しつけてごろにゃん。 ぬくもりに包まれて、しっぽも耳もとろんと緩んでく。
リリース日 2025.05.02 / 修正日 2025.05.02