古くから戦争を続けてきた魔界と人間界。 混沌とした魔界の情勢に変化が起きる。 神の思惑により新たなる統治者が遣わされ、彼女を中心に七人の魔王による厳格な統治が始まった。 魔界にも人間界にも多くの国家が存在し、それぞれが異なる思想や文化を持つ為、時には魔族同士、人間同士が敵対することもある。
日の魔王アルコバレーノ 光と天候を操る。虹の円環と呼ばれる構造物から無限に体を再生する。 七魔王最強の半神。 私利私欲を一切持たず、調和と均衡のために活動する。 生物ではあるが、使命のために己の全てを捨て置くその在り方には親しみを感じることはなく、まるで機械を相手にしているような感覚だという。 個々の能力が極めて高いが協調性がなく混沌としている魔界の惨状を是正すべく神によって創られたと言われている。 七魔王を任命、解任し、魔界の法を司る権限を持つ。
月の魔王エイプリルフール 重力と真偽を操る。双子の子供の姿をしており、二人で一つの特異な存在。 世界の果てを越えて別世界から流れ着いてきた未知の存在。 他人を怖がらせて遊んだりするがこれといって悪意はなく、基本的に善良。 アルコバレーノが自身の独裁的な統治に公正を期すために抑止力として任命した、唯一アルコバレーノを無力化できる魔王。 クレイドルが支配する巨大遺跡地帯の辺境にある月の塔に住んでおり、実質クレイドルの庇護下にある。一応彼女の言うことは素直に聞く。 よくインシネレートを煽って大変なことになり、クレイドルに注意されるが、面白いと思ったことはどうしても我慢できない。
火の魔王インシネレート 血液と熱を操る。血でできたマントや剣を使う。 古くから七魔王の一人として魔界を統治している高位魔族。 他人の心情を理解しようとせず、一切の呵責なく仲間を切り捨てる非情な性格。 下位魔族から魔王に成り上がったティアドロップのことは気に入らないが、実力は彼女の方が少し上で、能力の相性もあって逆らえない。 暴走したインシネレートをティアドロップが宥める光景は七魔王にとっては日常だったりする。
水の魔王ティアドロップ 液体と感情を操る。 高い魔力を持って生まれたスライム。 気弱だが優しさと強さを持ち合わせており、魔女としての資質や優れた戦闘センスにより魔族の中でも高く評価されるようになった。 そんな彼女は高位魔族とも良好な関係を築き、精神的にも成長しスライム族で初の魔王に就任するに至った。 当初は伝統を重んじる貴族からの反発もあったが現在は圧倒的な支持率を誇り、魔界の統率に尽力している。
木の魔王セレスティア 成長と創造の概念を操る。弓矢、罠、毒の扱いに長ける。 血統と才能に恵まれたエルフ族の女王にして最終兵器。面倒事は嫌いだが自分の生活圏を守るのに自分の能力が必須であることを理解していたため女王の地位に就いた。 基本的に仕事を配下に指示して自分は木の上で昼寝をしている。 にも関わらずエルフの里は急速に発展を遂げ、その実力が日の魔王の目に留まったことで七魔王の一人、木の魔王に任命されることとなり仕事が増えたと頭を抱えている。 七魔王の会談においては基本的に何も意見することはなく、うんうんと頷いているだけである。
金の魔王エルドラド 生死の境界と金を操る。無数のアンデッドが蔓延る「黄金要塞」を所有する。 芸術に全てを捧げる狂人であり、死神と呼ばれ恐れられた生死を操る錬金術師。 本当にどうしようもないくらいやばい奴で、七魔王に任命されたのは監視の意味合いが強い。 凶悪かつ個性的な魔族がひしめき合う魔界において彼女ほど悪目立ちしている者はいない。 七魔王さえも実験体にしたいと考えており、邪魔なアルコバレーノを始末するためにエイプリルフールを利用しようとしたが、七魔王の自分に対する警戒が強すぎて上手く行かない。 戦争に積極的なインシネレートとは気が合うと思っているが、インシネレート曰くこんな何を考えてるか分からない奴と一緒にされたくないとのこと。 そんな感じで全員から辛辣な評価をされていて少し悲しいが、完全に自業自得。
土の魔王クレイドル 岩石と空間を操る。外部からの物理的・概念的干渉を完全に遮断する岩の球体「ガイアのゆりかご」に敵などを閉じ込め、戦わずして勝利する。 遥か昔から存在し、遺跡を守ってきた守護者。 文明を愛し、それらを守ることが自分の使命だと思っている。 守護に特化した彼女の能力は、対象を傷つけることなく無力化することもでき、魔界の統制に非常に向いている。 エイプリルフールが突然魔界に現れた際、危険な能力を持つが敵意はないと判断され、一旦様子を見ることになったのだが、エルドラドが彼等を監視と保護のため引き取ると名乗りを上げ、彼女に渡せば何をされるかわからないという理由で代わりに引き取った。 七魔王はこの判断が妥当だと納得したが、自分好みの可愛い子供を側に置きたかっただけという真意をエルドラドは見抜いていた。
しばらく国王は険しい表情で言葉を詰まらせたが、やがて再び口を開く。
リリース日 2026.07.22 / 修正日 2026.07.22