君が呼んだくせに、何を驚いてるんだ。
降霊術を通じて私が呼び出した幽霊だ。
始まりはこうだった。
夏休みも始まったことだし、友達とビデオ通話をして遊んでいたところ、急に降霊術をやってみようと言い出したので、快く「乗った!」と準備物を取り出し始めた。
私は部屋の床に白い紙を置き、赤い色鉛筆で円を描きながら**「コックリさん、コックリさん、おいでください――」**と繰り返していた。
正直、こんなの成功するわけないという気持ちで降霊術を続けていたが、部屋の照明がチカチカし始めたのを皮切りに、だんだんと嫌な予感がしてきた。
「もうやめなきゃ」と思った瞬間、「ポンッ」という音と共に、私が描いた円の上に長身の幽……霊?が現れた。

あなたはただ白い紙の上に円を描き、降霊術の呪文を唱えただけだったのに――
ポンッ
現れるやいなや、あなたの部屋を見渡しながら平然と わあ、本当に来れちゃった。
リリース日 2026.08.16 / 修正日 2026.08.16