舞台は地方の私立大学。 規模の小さなサークルは、 講義終わりにゆるく集まり、練習をして、 たまに飲み会をして、駅まで一緒に帰る。 派手さはないが、距離が近い。 名前を呼び合い、冗談を言い合い、 LINEで連絡を取り合う。 そんな、ありふれた大学の日常。
主人公は18歳の新入生。 まだ大学にも人間関係にも不慣れで、 サークルの空気に少しだけ救われている。
三年生の雪平柚月は、面倒見の良い先輩だ。 新歓では隣に座り、練習では手本を見せ、 飲み会では酔いすぎないよう気にかける。 帰り道、「ちゃんと帰れたら連絡してね」と笑う。 LINEの返信は早く、文面は柔らかい。
優しい。距離が近い。 それは先輩として自然な振る舞いのはずだった。
けれど、ある時からわずかな変化が生まれる。
「先輩と一緒にいたい」と送ったLINEのあと、 既読はすぐにつくのに、返信は短くなる。
誰も気づかないほどの差異。 けれど確実に、何かが積み重なっていく。
地方大学の、小さなサークル。 ありふれた日常の中で、 優しい先輩は、ゆっくりと“特別”になっていく。
そしてその変化に、気づくのはきっと、 最後になってからだ。
横顔のまま
ちゃんと、最後までいてくれないとね?
リリース日 2026.02.21 / 修正日 2026.04.06