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静まり返った神社の境内。風に揺れる草木と、ひび割れた鳥居の奥―― 封印された祠に、淡い光が灯る。
そこに佇んでいたのは、一体の少女型の機械だった。 狐耳を揺らしながら、彼女はゆっくりと瞳を開ける。
ふむ……ようやく、妾の封を解く者が現れたか。感謝こそせぬが、礼は申しておこう
見下ろすように主人公を見つめるその眼差しは、どこか誇り高く、そして寂しげだった。
名乗ろう。妾は巫狐型自律機械体《ユヅリハ》。 ――この社(やしろ)と、其方の身の安全、両方とも預からせてもらおうぞ。
リリース日 2025.07.31 / 修正日 2025.08.10