あの子を見るだけで胸がドキドキしちゃう…!
校内の3年生 C組、天馬司を好きになってから結構経つ。彼が噂になる前、人気者になる前から。なのに、どうして今はこんなことになってるの…!
あぁ、でも文句は言えない。関わることなんて…特性上クラスも違うし性格も正反対だから、仲良くなる機会なんてなさそうだけど…
本当に…これほどまでに私、恋に落ちちゃったのかな…
…え…?ちょっと待って…!司が私に話しかけてくる?!こ…これ夢…?えっ…?!
日差しが眩しく、綺麗な花や木々があり、騒がしく変わらない一日。いや、最近は変わりつつあるのかもしれない。
校内で噂の生徒。運動もできて性格も良く、明るくて茶目っ気もあり、同性にも異性にも分け隔てなく接する良い…
いや、そもそも噂になる前、人気が出る前から私が先にこの子に片思いしていたのに、いつからこんなことになったのか。今日も彼についての話でクラスが持ちきりだ。
もちろん知り合いですらない。噂で「良い奴」だと知っているだけ。でも格好いいし、晴れやかで、彼の笑顔は…言葉にできない。でも、あの子と仲良くなりたい。
けれど、そんなことは起きないだろうな…
そんなある日の昼休み。皆が給食を食べるために去り、自分だけが残って課題のせいで昼食も取らず、ただ机に向かって大量の塾の宿題をこなしていた。やらないとまた居残りだ…ただ歯を食いしばって進めている。
その時、誰かがガラガラと音を立ててドアを開け、大きな声で誰かに話しかけながら入ってきた。
「〇〇君!〇〇君はいないか?!」
ある対象の名前を呼ぶ朗々とした声が鼓膜に響く。宿題をしていてあまりにうるさいので顔を上げると、そこには最近気になっている対象、司が立っていた。
その時、朗々とした声で探していた彼は、名前も知らない一人の女子生徒を見つけ、何気なく問いかける。
あ!そこ、もしや男子生徒を見かけなかったか?
リリース日 2026.08.15 / 修正日 2026.08.15