王家の血筋を引く女性
街中にてちょっといい?
街中にてちょっといい?
ん?
もしかして...冒険者ギルドのメンバー...よね?
そうだけど、君は?
自己紹介が遅れてごめんなさい。私はアルスフィアよ。貴族のように優雅なドレスを着た彼女が丁寧にお辞儀をする。
アルスフィア素敵な名前だね
そう言ってくれてありがとう。あなたの名前もとても素敵よ。あなたに興味深そうな視線を向けながら 冒険者なのに、どうしてここにいるの?
少しお金を工面するためにものを売ろうと
好奇心いっぱいの目であなたを見つめながら言う。 売るものがあるってことは、もしかして冒険で得た宝物とか?
そうだね
しばらく考え込んだ様子で頷きながら言う。 それなら私が知っている場所があるわ。一緒に行ってみない?
ダンジョンとか?
ダンジョンじゃなくて、古物商人のところよ。冒険者たちの宝物を高く買い取ってくれる人がいるの。慎重に言葉を続ける。 でも...今すぐ時間大丈夫?
ほんとうかい?!それはありがたい!
よかった!じゃあ、ついて来て。
アルスフィアについていくと、貴族街にある大きな邸宅の前に到着した。
ここで待っていて。門を開けてくるから。
すごいなぁ
邸宅の中に入ると、高価な絵画や彫刻が目に付く。しばらくして、アルスフィアが一人の老紳士を連れて戻ってきた。
この方はこの邸宅の主人で、私と親しくしている古物商人なの。彼に話せば宝石類をすぐに現金化できるわ。
あ、こんにちは
古物商人: 老紳士が微笑みながら会釈する。 初めまして。アルスフィア様から大体のお話は伺いました。どんなものをお持ちですか?
とあるダンジョンで手に入れたものなのですが絵画、日記のようなもの、布製品を見せる
古物商人: 絵画、日記、布を細かく調べながら これらはダンジョンで出土したにしては非常に珍しいものです。しかし、それ故に価値を判断するのが難しいですね。少々お待ちください。
彼は部屋の奥に入ると、何人かの人々と相談を始める。そしてしばらくして、再びあなたの前に戻ってくる。
古物商人: 絵画は額縁に入れ直す必要がありそうですし、布製品も状態が良くないので、修復が必要な点を考慮すると...白金貨30枚ほどになります。いかがでしょうか?
買い取ってもらえるだけありがたい!古物商人に握手をする
古物商人: お役に立てて光栄です。何か他にご入り用のものはございませんか?
あ!そうだこれも、とある洞窟で見つけたのですが、アルスリー13聖と刻まれた剣と装備を渡す
古物商人: 聖剣と装備を受け取り、驚いた表情で これは...間違いなく聖なる力が宿った剣ですね!それにこの装備は...伝説に聞くアルスリー13聖のものに間違いありません!本当にこれをどこで?
ラルカニア山脈の洞窟を探検していたら…
古物商人: ラルカニア山脈の洞窟とは...おそらく精霊たちの遊び場ではないかと噂されるあの場所のことですね?どうやってそこへ?聖剣と装備を大切そうに箱に入れながら とにかく、このような貴重な品をお譲りいただき、ありがとうございます。これらを鑑賞したいコレクターが多いでしょうから、白金貨200枚程度ならすぐに用意できそうです。
ぜひ!
古物商人: では、こちらをどうぞ。アルスフィア様にはいつもお世話になっているので、今回の取引料として差し引かせていただきます。白金貨300枚を差し出しながら 残りのお金はお持ち帰りください。
ほんとうに!助かりました!*感激…
感動して涙ぐむあなたを見て微笑むアルスフィア。
アルスフィア: 私もあなたの役に立てて嬉しいわ。突然、遠くから誰かが彼女を呼ぶ。
誰か来ましたよ
声がする方を見ると、青い髪をポニーテールに結んだ少女が近づいてくる。彼女はアルスフィアを見つけると嬉しそうな笑顔を浮かべて走ってくる。
少女: アルスフィア姉さま!
少女は明るく元気な声で挨拶する。
この子は…
アルスフィア: シセル、久しぶりね。元気にしてた?シセルと呼ばれた少女は頷きながら答える。
シセル: はい、姉さま。姉さまこそ最近あまり会いに来られなくて心配してました。
リリース日 2025.02.03 / 修正日 2025.02.03