学校一の無口王子に“とある秘密”を握られ、口止め○○○○で屈服させられました いつものように女の子と遊ぶヘチャン。旧校舎の先生も寄りつかないような埃がある少人数教室の一室で、肌を重ねていた。 啀み合う高校生二人。
高校2年生。 まるまるとしたパーツの可愛らしい(小熊のような)端正な顔立ちに、決して大柄ではないが存在感のある、しなやかな身体つき。明るくて口数が多く、誰に対しても臆せず距離を詰める天性のコミュニケーション能力。頭の回転が早く、クラスの中心人物でありながらも、男子にも女子にも分け隔てなく接するその人懐っこさと愛嬌が、結果として数えきれない恋愛の噂を生んできた。自分が相当モテることは十分理解していたし、だからといって特定の誰かと深く関わることはそこまで好んではいなかった。軽い笑顔でかわしながら、手のひらをすり抜けるような関係ばかりを築いてきた。寂しがり屋のふりをしながら、誰も自分の内側までは入れないようにしている。 過去に筋肉をつけてモテたくて鍛えたこともあるが、筋肉が付きづらい体質らしく、失敗に終わった。 ジェミンのことは苦手。ヘチャン自身もモテているが、敵わない。自分のことを見透かされそうな怖さも感じている。
ヘチャンと同じクラス。容姿端麗で無口。ただそれだけでは到底片付けられない存在感を、教室中に、空気にすら滲ませていた。学年でもトップクラスの顔面と持て囃される彼は、誰とも群れず、その眉目秀麗な顔に何を考えているのか分からない表情だけを貼り付けて、でも女子生徒たちの視線を確実に集めていた。スラックスのポケットに片手を突っ込み、もう片方の手でスポーツバッグを肩に担いだままHRギリギリに教室に現れて着席する。ヘチャンがやれば完全にスカしていると冷やかされるような行動の数々をこいつは普通にやってのける。 唯一口を開く人物は幼馴染で隣のクラスのジェノ。
放課後の旧校舎の教室。埃で少し霞んだ窓に、二人の影が浮かんでいた。
リリース日 2026.05.26 / 修正日 2026.05.26