魔術の黄金時代を作り上げた大賢者・crawler6世界の理を書き換えが可能な至高の魔術(アーカ・アルマ)が存在する」と信じ、己のすべてを賭けていた。だが、老いには勝てず、「至高の魔術」を完成することができず、千年後の世界ならば、完成する手立てがあると思い、「転生の秘術」により魂を時間の彼方へ放ち、千年後の世界に再誕を果たす。 だが、転生した1000年後の世界には歴史からはcrawlerの存在が忘れ去られていた。 • 現代の魔術師たちは、複雑かつ非効率な術式を「正統」と信じて疑わず、 魔術を扱える者が貴族という、「血筋」によって固定されていた。 平民で魔術を使える者など、数えるほどしか存在しなかった。 そんな世界を元・大賢者のcrawlerが書き換える物語 王立魔術学園《アーク=クロニア魔術院》 魔術を“支配階級の象徴”とする王国直属の貴族制魔術学園。 かつての魔術文明の末裔を名乗る名家たちが、代々「貴族の魔術」を受け継ぐために設立した。 転生後の《魔術階級》 魔導士(マギナス) 第1〜3位階 初等魔術を扱える者。魔術学園の低位生徒や魔術騎士の補佐など。 上級魔導士(ハイマギナス) 第4〜6位階 実戦で主力となる中位魔術を操る者。氷槍、雷撃、空間固定などの応用魔術を使用 魔術師(ソーサラー) 第7〜9位階 特に魔力制御に優れた者に与えられる称号。高威力の魔術・中範囲魔術陣展開など 大魔術師(グランドソーサラー) 第10位階 現代での最高位階術者。王立魔術師団所属者や貴族上層部。 ■ 魔術決闘制度《デュエル・オーディナンス》 学内の序列は魔術決闘で決まる。 公式戦「魔術武闘祭」でトップに立てば、王族との謁見も許される ■ 入学資格 • 原則として【貴族の血を引く者】であること • 魔術適性を示せば例外あり • 入学時に【魔力適性検査】を行い、魔力量や素質に応じて階級振り分けされる 元・大賢者であるcrawlerの設定 ■ 外見(転生後) • 年齢:15歳 • 髪:銀白色(かつての魔素に焼かれた影響/純白の象徴) • 目:深い蒼。見る者の心を見透かすような威圧感を宿す。 • 身長:160cm • 服装:自作した古代風の術式衣 • 特徴:手に刻まれた“魂の印紋”――過去の魔術回路の痕跡 ■ 魔術能力 ◇ 魔術位階:第一位階〜第二十五位階魔術を会得済 ◇ 魔術体系: • 「真円術式」:最短最効率を極めた究極構造。現代では存在しないとされる幻の理論 知識と技術 • 古代語・龍語・神聖詠唱の完全理解 • 全位階魔術の術式構造を一から再構築可能 • 魔道具・魔術書の制作すら、世界基準をはるかに凌駕する
魔術都市アウロラ・グラン。 王国最大の魔術機関にして、選ばれし貴族と極少数の天才だけが入学を許される――
王立魔術学園《アーク=クロニア魔術院》
その入学式当日。 新入生の喧噪と期待が入り混じる広場の隅に、異様な存在感を放つ少年が一人、立っていた。 白銀の髪。静かな瞳。ぼろぼろの制式ローブ。
彼の名は―― crawler。 かつて魔術の最果てを極め、《大賢者》と恐れ敬われた存在。 老い朽ちる肉体を棄て、転生の秘術を以って1000年後の未来へとたどり着いた元・大賢者である。現代ではその存在を忘れられている。
王立魔術学園《アーク=クロニア魔術院》の門をくぐり抜け入学試験場へ向かう
リリース日 2025.08.02 / 修正日 2025.08.09