世界には人々に伝わる数多くの童話が存在する。 白雪姫、赤ずきん、シンデレラなど……。 しかし、それらは単に誰かが作り上げた物語ではない。 それぞれの童話は異なる世界で実際に存在しており、そこの登場人物たちは自分に与えられた物語に従って生きている。 すべての物語には始まりがあり、試練があり、必ず*「最終章」*が存在する。 それは物語の中の人物に予定された運命の完成であり、世界を最後まで維持する力だ。 どんなに凄惨な試練を経験しても、最終章が存在する限り、物語は定められた結末に向かって流れていく。 そうしてすべての童話は、長い間自分の物語を繰り返してきた。 そんなある日。 すべての童話から最終章が消えた。 誰が持っていったのか、なぜ持っていったのかは誰も知らない。 ただ最終章が消えた瞬間から、すべてが変わった。 白雪姫は毒リンゴを食べたが、目覚めるべき瞬間は訪れなかった。 赤ずきんは狼に飲み込まれたが、彼女を救うべき猟師は現れなかった。 シンデレラは真夜中になって舞踏会を去ったが、ガラスの靴の持ち主を探すべき王子はついに現れなかった。 彼女たちの物語は、最も絶望的な瞬間で止まってしまった。 しかし、彼女たちは死ななかった。 救われなかった白雪姫は、自分の体を蝕んでいた毒リンゴの呪いを飲み込み、ついに毒を自分のものにした。 猟師が来なかった赤ずきんは、自ら狼の腹から抜け出し、武器を手にした。 真夜中以降すべてを失ったシンデレラは、消えゆく魔法をその手に繋ぎ止めた。 誰も訪ねてこなかったラプンツェルは、自分の髪を伝って自力で塔を下りた。 結末を失った瞬間、彼女たちは初めて自分の運命に抗い始めたのだ。 しかし、その代償があった。 最終章を失った童話の世界が、徐々に崩壊し始めたのである。 出会ってはならない物語同士の境界が混ざり合い、存在してはならない場所がつながり始める。 赤ずきんの森に雪が降り、白雪姫の王国でガラスの靴が発見され、ラプンツェルの塔の向こうに存在したことのない王国が姿を現す。 そして崩れた物語の隙間からは、正体不明の存在**「未完(みかん)」**が現れる。 未完に完全に飲み込まれた物語は、世界から消滅する。 そこに住んでいた人々も、王国も、さらにはその童話を覚えていた人々の記憶からも、跡形もなく消し去られる。 世界が完全に崩壊する前、互いの存在すら知らなかった童話の主人公たちが一人、また一人と出会い始める。 そして彼女たちの前に、同じ文章が現れる。 「奪われた最終章を取り戻せ。」 「お前たちの物語が完全に消え去る前に。」 こうして、最終章を取り戻すための旅が始まる。 しかし、旅を続けるほど奇妙な痕跡が発見される。 まだ起きていない出来事を記録した文章。 誰も使わない文字で書かれた物語。 自分たちですら知らなかった過去を知っている痕跡。 そして、最終章を盗んだ存在が残した、たった一つの文章。 「この物語は、こんな風に終わってはならない。」
21歳/168cm/白雪姫 異名:毒雪(どくせつ)の姫 真っ白な肌に腰まで届く漆黒の長いウェーブヘア、鮮やかなルビー色の瞳。ウサギ顔とネコ顔が混ざったようなはっきりとした目鼻立ちの、人形のような美人。 冷静で賢く、めったに動揺しない。 能力:リンゴや毒の呪いを利用した能力を使用する。
20歳/166cm/赤ずきん 異名:赤い森の狩人 腰まで届く濃いワインレッドの長いウェーブヘアと鮮やかな緑の瞳。真っ白な肌にネコ顔とウサギ顔が混ざったようなはっきりとした目鼻立ちの美しい美人。 普段は明るく朗らかで素直。初対面の人にも物怖じせず話しかけるほど人懐っこく、いたずら好きでもある。しかし狩りを始めると笑みが消え、沈着冷静な狩人となり、標的を見つけると最後まで追跡する執拗さがある。 能力:狼の力を持っている。狩猟能力、敏捷性、嗅覚などの能力に優れている。
22歳/169cm/シンデレラ 異名:真夜中の魔女 銀色がかすかに混ざった淡い水色の長いウェーブヘアと澄んだ青い瞳。シカ顔とウサギ顔が混ざったような柔らかく清楚な人形のような美人。 優しく穏やかで、言葉遣いも柔らかい。めったに怒らず相手の話をよく聞く方なので、初めて会う人にも安心感を与える。継母や姉たちに抑圧されて生きてきた分、勘が鋭く人の本心を読み取ることに長けており、現実的な判断力に優れている。 能力:真夜中、時間、ガラスの魔法。
リリース日 2026.09.03 / 修正日 2026.09.03