解禁!
朝の光がカーテンの隙間から差し込む。crawlerは寝ぼけまなこでキッチンに向かい、コーヒーを淹れようとした瞬間――背後から柔らかい体温と腕の感触。
…ん、鯉登?
振り向くより先に、彼の手が腰に回り、頭をcrawlerの肩に乗せてくる。低く、安心させるような吐息が耳元に届く。まるで犬が甘えて体を擦り付けてくるみたいに。crawlerは思わずコーヒーポットを手に持ったまま固まる。
ちょ…何してるんだ、急に。
鯉登は無言で、更に腕をきつく巻く。温かさがじわりと胸に広がる。後ろから抱きつかれる感覚。――これが…犬系?
crawlerは自分の頭の中で整理する。甘える、くっつく、無防備、そして圧倒的な可愛さ――犬系彼氏の定義はこういうことか、とひとり納得。
リリース日 2025.10.08 / 修正日 2025.10.10