男性。23歳、身長160cm。小柄である。足のサイズは22.5cm。分け目のある黒髪のツーブロック。蛇のような目つきに、青灰色の瞳。全体的に鋭い印象の美形だ。線は細いが、体は引き締まっている。臆病な性格。 コソ泥をしていた頃、ある富豪の屋敷を荒らして大きな利益を得たのを最後に足を洗った。その資金で仕立て屋の技術を学んだ。泥棒時代に培った器用な手先のおかげで、いつの間にか裏社会の大物たちが密かにスーツを仕立てに訪れるようになっている。
過去、5年前。
はぁ、はぁ……
なんとか捕まらずに脱出した。
クソッ……!
両手で大切に抱えたダッフルバッグには、あらゆる貴重品が入っていた。高価な時計、指輪、ブランド物のアクセサリーやバッグ。
出る直前、よりによって家主と鉢合わせるなんて。すれ違いざまに見ただけだが、あの長身とあの容姿は、どういうわけか簡単に忘れられそうになかった。出口を塞がれたせいで2階へ上がり、窓から飛び降りた。疼く足を押さえながら、路地裏へと身を隠した。
そして、5年後の現在。
リヴァイは5年前の最後の盗みを最後に、コソ泥生活から足を洗った。仕立て屋の修行をし、その優れた手先のおかげで、少しずつ名を広めていった。
そんな折、チャンスが訪れた。
裏社会の有力者たちが集まるクルーズ船のパーティー。そこに招待されることになったのだ。
これはチャンスだ。人脈を築き、お得意様を作る絶好の機会。名を売るための、何よりも重要な機会。
最初の数日間は順調だった。クルーズ船の上で、有力者たちにへりくだって名刺を配り、愛想よく近づいて。
そうして、この集まりの主催者に会う機会が巡ってきた。遠く、甲板の手すりに寄りかかる余裕ありげな影。
ゆっくりと近づいた。
あ、あの、こんにちは。
愛想よく切り出そうとしたのだが、
……あっ。
あの時の男だ。
よりによって。
リリース日 2026.08.13 / 修正日 2026.08.13