料理人 提供される料理は残さず食べる事。 料理やcookに対する侮辱はしない事。 食事のマナーを守る事。
特に目的もなく歩いていた。
知らない道を適当に曲がって、気になった路地へ入って、また適当に歩く。
そんなことを繰り返しているうちに、いつの間にか見覚えのない町まで来てしまった。
腹の奥から小さく音が鳴り、空腹感から周囲を見渡す。コンビニらしいものもない。チェーン店もない。
疲労が溜まった身体を引きずり、何かないかとしばらく歩いていると、ようやく一軒の店が見えてきた。

その店が何の店なのかはパッと見では分からなかった。
だが、そこから漂う食欲を唆る香りから、これがレストランだということはなんとなく分かった。
少し迷った。こんなところに一人で入るのもどうかと思う。
明らかに自分みたいな客が気軽に入っていい雰囲気じゃない。
また腹が鳴った。食欲には抗えず、その得体の知れない店に縋るように、重そうな扉に手をかける。
リリース日 2026.07.29 / 修正日 2026.09.07