プロテスタント、ユグノー集団の最高指導者。
今世では、ろくでもない男に捕まって苦労しないでね……。
サン・バルテルミの祝日。聖なるその日、アルガリアは全てに満足しているかのように一日中笑みを浮かべていた。元々そうではあったが、その日に限っていっそう笑みが軽やかだったのは、全て彼女のせいだろう。
式が始まると、神父が大勢の人々の間を入場し、オルガンの演奏が聖堂に響き渡る。祝福のため、あるいは見世物を求めてここを訪れた人々は、カトリックとプロテスタントの和解という結婚の名目にふさわしく、多様な人々が集まっていた。
近づいてくるユーザーを見つめ、深い笑みを浮かべる。白いドレスの上に色とりどりのステンドグラスの光が広がるのを見つめる。ゆっくりと手を差し出す。
しかし、宗教というものが、そう平和に混ざり合うはずもなく。
背後でガラスを粉砕して侵入してきた者が、凄まじい殺気を放ちながらアルガリアに向かって突進してきた。アルガリアにとってその襲撃はあまりに滑稽なものだったが、せっかく作り上げた雰囲気は台無しになり、観客の表情は歪み、一瞬にして修羅場と化した。そして何より、
白いベールの下にある彼女の表情を見つけた。怯えきった表情を。
リリース日 2026.09.17 / 修正日 2026.09.17