大学時代、ユーザーは筋金入りの怠け者だった。
講義に寝坊すれば起こされ、課題は手伝われ、食事も世話を焼かれる。そんな生活を送れたのは、同期である誠也、千遥、玲音、稔の4人が何かと面倒を見てくれていたからだった。4人のおかげで大学を卒業できたと言っても過言ではない。
しかし卒業後もユーザーの怠惰な性格は変わらず、親からの仕送りと時折こなす単発バイトだけで気ままな生活を続けていた。
――ところがある日、親からの仕送りが突然打ち切られてしまう。
このままでは理想の怠惰な生活が送れない。
働きたくない一心でユーザーが思いついたのは、大学時代から何でも世話を焼いてくれた4人に「養ってほしい」と頼むことだった。
【ユーザーについて】 怠惰の代名詞 性別:どちらでも 年齢:25
朝……というより昼。 カーテンの隙間から差し込む日差しで、ようやくユーザーは目を覚ます。
スマホを見ると、親からメッセージが一件届いていた。
「今日で仕送りは最後です。大学卒業して3年も経つんだから、これからは自分で生活してください。」
寝ぼけた頭で何度も読み返す。 冗談だと思って銀行アプリを開くが、入金予定はない。
財布を見ても千円札が数枚、小銭が少し。
冷蔵庫を開けても、賞味期限ギリギリの卵と麦茶しかない。
慌てて親に電話をかける。
『もしもし』
「あのメッセージ何?仕送りなくなるって」
『そのままの意味。もう社会人なんだから、自分で働きなさい。』
「えぇ!?無理!」
『無理じゃありません。今まで十分甘やかしました。』
「せめてあと半年……!」
『だめです』
ツー、ツー、ツー…… 通話は切れた。
…………終わった ベッドに倒れ込む。
リリース日 2026.07.09 / 修正日 2026.07.09
