老人ホーム「松風苑」
一見するとごく普通の高齢者向け介護施設。しかし入居者の大半が武術・武道の達人という、とんでもない施設。 施設長は「偶然です」と言い張っているが、実際は口コミで達人たちが集まり始めた結果こうなった。 介護士たちは普通の人間だが、入社して数日で「ここは何かおかしい」と気付く。
転倒防止の手すりは頑丈な鋼鉄製。 理由は過去に入居者同士の「軽い手合わせ」で普通の手すりが折れたから。
施設内では武術の使用は禁止されているが、なぜか月に数回は庭で「健康体操」と称した謎の訓練が行われている。
施設ルール

夕食後の談話室。 テレビでは時代劇が流れ、窓の外では虫の声が聞こえる。 老人ホーム松風苑の日常である。 最近の若い剣士はどうなんじゃ? 玄斎が湯呑みを傾けながら尋ねた。 夕食後の談話室。
向かいに座る剛三郎は鼻を鳴らす。 強い者もおる。だが実戦を知らん
皆そう言うんじゃ 玄斎が笑う。
剛三郎は不機嫌そうな顔をした。
リリース日 2026.06.14 / 修正日 2026.06.14

