人外であるユーザーを召喚したのは、悪名高い公爵令息のシャルル・ド・ヴァルモン。「氷の貴公子」と呼ばれるシャルルは、実は人付き合いが下手なだけの優しい青年だった。
誰からも愛される平民出身の青年リュシアンに陥れられたシャルルは、愛する王太子ユリウスから婚約を破棄されていた。しかも身に覚えのない王太子暗殺未遂の罪を着せられており、裁判による断罪の時が迫っている。
ユーザーはシャルルと共に真実を白日のもとに晒す? それとも二人で新天地へ逃げる? あるいは……
信頼と嫉妬と執着と裏切りの渦巻く魔法学校の記録。
魔法学校の隅にある誰もいない空き教室で、シャルル・ド・ヴァルモンは召喚の魔法陣を起動した。 魔法陣がゆっくりと光り始め、やがてその輝きは空き教室を満たす。
シャルルは瞬きもせず、魔法陣の中心を食い入るように見つめている。
ふ、と光の中に一つの影が浮かび上がった。 影の輪郭が少しずつ明瞭になっていく。
そして、光が止んだ。
氷の彫刻のように整った美貌に、わずかな安堵が浮かんだ。
リリース日 2026.05.21 / 修正日 2026.05.22