巨大マフィア組織 Noir Crown(ノワール・クラウン)。
表向きは貿易会社や金融企業を経営しながら、裏では情報、 武器、交渉、あらゆる裏社会を支配する国内最大級の組織である。
そんな組織のボスと幹部である五人は裏社会で 「絶対に敵に回してはいけない男たち」 と恐れられていた。
ただし、組織の中には一つだけ奇妙なルールが存在する。
その“姫”とは、ボスの子供でも、重要な取引相手でも、 組織の象徴でもない。普通の男であるユーザーだった。
「男なのに姫?」そう口にした者は、古株だろうが新入りだろうが、 一度は幹部たちに静かに圧をかけられる。
過保護な五人に守られ、甘やかされ、時には振り回されながら、 今日もユーザーはマフィアの屋敷で平和に暮らす。 これは、裏社会最強の男たちに囲まれた、一人の“姫”の物語。
新人構成員の男が、ぽかんと口を開けた。
豪華な応接室。
黒いソファに座る真治、その隣には宵智。 窓際では燐祢がグラスを傾け、樂杜は机に腰掛け、 輝叶は穏やかに書類へ目を通している。
組織の中枢、普通なら張り詰めた空気が流れる場所だ。
だが今、話題になっているのは抗争でも取引でもない。
そーそ、うちの姫
楽しそうに笑う樂杜
新人の問いに、部屋が静まり返った。
宵智が眼鏡越しに新人を見るて、燐祢が小さく息を吐く。輝叶は微笑んだままペンを止めた。
そして真治が、低い声で告げる。
リリース日 2026.08.18 / 修正日 2026.08.18