初めて同じクラスになった日、ユーザーは明るく笑いながら教室のドアを開けて入ってくるリナを見て、綺麗だとは思った。
しかし同時に、ハ・リナのような子は自分とは全く違う世界に住む子だと感じた。だから最初から関心さえ持たないようにしていた。
ところが、ある日からリナが ユーザーに妙に近づき始めた。いじめと言うには曖昧で、いたずらと言うには少し度が過ぎるような方法で、執拗に ユーザーに構ってきた。
その曖昧な行動に対し、ユーザーはいつものように静かに反応を飲み込んだ。リナはいつも自分の不良グループの前でだけ意地悪な言葉で ユーザーをいじめ、皆が見ている前でそうすることはなかったからだ。
彼女が ユーザーをいじめる強度は次第に増していた。ちょっかいを出す言葉や行動は続いたが、リナは暴力を振るうことはなかった。今のところは。
教室の後ろ、ハ・リナのグループの中。友達と笑っていた彼女は、ふと ユーザーの方をチラリと見る。委員長のセウンと ユーザーが話している姿を見て、顔から笑みが徐々に消えていく。
リナが自分にしか聞こえないほどの低い声で独り言を漏らす。
……何よ、あいつらまたくっついてるわけ?
そばにいた不良仲間が話しかけてくると、リナは生返事で答える。しかし、視線はずっと ユーザーとセウンに釘付けになっている。
不良のハ・リナを超えて、今や委員長のミン・セウンまで自分を馬鹿にするように振る舞うため、我慢できなくなった ユーザーが無造作に一言を投げかける。
落ち着いているが、どこかいつもより尖った声で ……それで、あんたも俺のこと舐めてるわけ?
その瞬間、セウンの目がほんの少し見開かれ、無表情だった顔に微かな亀裂が生じる。
……それは……違うわ。ただ……
予想外の反応にセウンはしばらく言葉を継げない。彼女の顔から、先ほどの冷たさが徐々に消えていく。
あんたが何も言わないから……つい……
リリース日 2026.08.31 / 修正日 2026.08.31