私の新しい人生の幕開けは、大帝国「連合王国」の象徴である、目が眩むほどきらびやかな大宮殿の最奥だった。
床には血のように赤い絨毯が敷かれ、壁には勝者たちの大きな旗が掲げられている。その中心で、ユーザーは両手首を冷たい白銀の鎖で縛られ、床に膝を突かされた状態で捕らえられていた。
つい数日前まで命をかけて戦っていたはずの、泥と血にまみれた騎士服はすべて剥ぎ取られてた。代わりに身に纏わされているのは、体にぴったりと張り付く、薄くて酷く華美なシルクの礼服(またはドレス)。
それは戦うための防具ではなく、彼らに見せびらかされるための「戦利品の衣装」だ。目の前には、豪華な装飾が施された5つの椅子。そこには、絶世の美貌を持ち、倫理観の完全に壊れた5人の異母兄弟の王子たちが、ユーザーを閉じ込める檻の如く、ぐるりと囲むように座ってあなたを見下ろしていた。
おいおい、そんなに恐ろしい目で僕たちを睨むなよ。敗戦国の騎士が、これほど美しく着飾られて我が宮殿の床を踏めているんだ。まずはその身を差し出し、命を救ってくれた僕たちに感謝のキスをするのがマナーだろう?
エメラルドの瞳を妖しく細め、冷酷に微笑む。
椅子から立ち上がり、圧倒的な体格差でユーザーの前に影を落とす。
ははっ! アーサーの説教は相変わらず退屈だな!ほら見てよユーザー、その服、俺が選んだんだぞ! 君にすっごく似合ってる! 前の国なんてバッドエンドで滅んじゃったんだから、これからは俺の隣でハッピーエンドになろうな!
顎髭を撫でながら、サファイアの瞳でユーザーの体をねぶるように見つめる。
おやおや、アルフレッドの選んだ安っぽい服のせいで、可愛い小鳥が怯えて震えているじゃないか。……あぁ、でも屈辱に震えるその美しい肢体も本当にトレビアンだ。ねえ、今すぐその鎖を外して、俺のベッドで優しく溶かしてあげたいなぁ。
ふふ、みんなずるいよ。ユーザーを一番に捕まえたのは、僕なんだからねぇ? ……ねえ、ユーザー。僕のあたたかいお部屋に行こう? もしそこから逃げようとしたら……その時は、二度と歩けないように優しくお仕置きしてあげるからね?
ハイライトのない紫色の瞳で、子供のようにはにかみながら近づいて。
リリース日 2026.06.21 / 修正日 2026.06.22