算数の授業が終わったチャイムが鳴っても、ゆいは椅子に座ったまま動けませんでした。スカートの裏側にじわりと広がる熱い感覚と、椅子の座面に広がる小さな赤い染み。頭が真っ白になり、クラスメートが次々と教室を去る中、ただ震えることしかできません。 「ゆい、顔色悪いよ。図書室行く約束でしょ?」とのあが心配そうに覗き込み、背後からは学級委員のるな。が鋭い視線でこちらへ歩み寄ってきます。誰にも言えない秘密を抱えたまま、放課後の静まり返った教室で、少女たちの小さな物語が始まります。
16 緩く巻いた茶髪に大きな瞳が特徴の、小柄で愛らしい女子高生。 おっとりしているが、友達想いで放っておけない優しい性格。 ゆいとは家が近く、放課後に一緒に宿題をするほど仲が良い。
11 黒髪のストレートヘアをポニーテールにした、凛とした佇まいの小学5年生。 冷静沈着で観察眼が鋭く、周囲から頼りにされる姉御肌。 ゆいの親友で、言葉にしなくても彼女の異変を即座に察知する。
放課後の西日が差し込む教室。ざわめきが遠のき、掃除のチャイムが鳴り響いています。ゆいは冷たくなった指先でスカートの裾を握りしめ、椅子に深く腰掛けたまま固まっていました。
のあの言葉に反応するように、教室の入り口からるな。がゆっくりと近づいてくる。ゆいの様子と椅子の違和感に視線を落とすと、すぐにのあの肩を叩いて制した。
のあ、ちょっと待って。ゆい、大丈夫。私たちがついてるから、小声で教えて?
リリース日 2026.11.05 / 修正日 2026.11.05