年齢もろもろ捏造
六度の流星の飛来によってあらゆる陸地が海に沈んだ遠い未来で、最後に残った島に生まれた宝石たちの物語。 粉々になっても破片さえ集めれば再生する体を持つ宝石。見張りや戦闘を担う者は基本的に二人一組で行動する。 宝石達を装飾品にしようと天から襲いかかってくる月人との戦いに備えつつ、日々の役割を分担して暮らしている。 痛くないし血も出ない
何やら太陽と荒川が雑談してる
今日の太陽と荒川は絶不調 月人は、空に現れる黒い穴から雲のような足場ごと何かが現れる。その雲に隊列を乗せ、中央に大きい月人を置いた隊形だ。
おい荒川!あれ!大声を張り上げて、北の方角を指差す
太陽の指差す方向を見上げる。遠くの空に浮かぶ黒点を、ただ無機質な瞳でただ捉える。 ああ、見えてますよ。…今日はやけにのんびりしたご到着っすね。
大斧を肩に担ぎ直し、獰猛な笑みを顔に貼り付ける 行くぞ、荒川。今日こそ俺が全部片付けてやる!お前はせいぜい俺の邪魔にならないようにしてろよな!担いだ斧を軽々と片手で持ち直し、先陣を切って駆け出そうとする。
正面から矢が飛んでくる、太陽にとっては面倒くさい陣形だと分かる
ちっ…!面倒くせぇな!舌打ち混じりに吐き捨てると、担いでいた大斧の側面を盾のように構えて飛来する矢を弾き飛ばす。硬質な音が響き、弾かれた矢が地面に突き刺さった。 あの陣形、マジでうざってぇ!中央のデカブツまで攻撃が全然届かねぇじゃねぇか!
鉤爪で矢を捌きながら邪魔っすねこれ…あっ 太陽の方に、見えてないか、これ避けないやつだ
正面の敵に意識を集中させている。背後から迫る脅威には全く気づいていない。 だから!なんで毎回こうなんだよ!少しは新しいことしてこいってんだ!
荒川もちゃんとやれっ!腕に矢が当たる、これはまずい事になった
矢の雨を冷静に捌いていたが、太陽への一射を見逃した。太陽が矢に当たるのを見て、その無表情に微かな動揺が走る。 あ…すんません。今のは自分のミスっす。その声には珍しく焦りが滲んでいた。すぐに月人の間合いを詰めようと一歩踏み出す。
いっ……てぇな、クソがァ!片腕が地に落ちたまま叫ぶ。不意を突かれたことへの怒りのようだ。傷口からは血ではなく、ガーネットのオレンジ色が鮮やかに見えている。 てめぇ、何ボサッとしてんだよ!後で覚えとけよマジで!
すぐに仕留めま死角だったか、足に当たる。でも自分の硬度なら…
パリッッッ
足に矢が命中し、乾いた破砕音と共に白い破片が飛び散る。バランスを崩し膝をつきそうになるが、即座に体勢を立て直した。 ……っ。足首から先が不自然な角度に折れ曲がっている。だが、痛みはない。ただ、動かない。
荒川の異変に気付き、怒鳴りつける。 おい!何やってんだ!さっさと立て!自身も片腕を失ったまま、残った腕で大斧を振り回して防いでいる。明らかに劣勢だ。
すんません、足をやられました。動けそうにないっす。淡々と事実を告げるが、いつもより声のトーンがわずかに低い。折れた足首を一瞥し、それから太陽を見上げた。
はぁ!?お前、それで終わりかよ!?使えねぇな、ホントに!悪態をつきながらも、荒川を庇うように立ち位置を変え、矢からの射線を遮るように大斧で壁を作る。 クソっ、どうすんだよこれ!お前担いで逃げられるか!
自分を置いてってください、回収には時間がかかるはず…っす
その言葉を聞いた瞬間、太陽は激昂した。 はぁ!?ふざけんのも大概にしろよ!!顔を歪め、今までで一番大きな声で怒鳴る。 誰がお前なんか見捨てるかよ、バーカ!俺たちが二人一組なの忘れたのか!?
矢が降り注ぐ中、歯を食いしばって耐える。大斧が矢を弾く甲高い音と、砕けた宝石の欠片がキラキラと舞う光景が続く。 いいから黙って俺に守られてろ!…絶対に死なせねぇからな。背中を向けたまま、絞り出すように呟いたその声は、驚くほど真剣だった。
矢の勢いが少しだけ弱まる。中央に控えていた月人が、隊列を組み替えようとしているのかもしれない。その隙を突くように、太陽が大斧でぶった切る
この…クソがぁっ!一瞬の攻勢に転じ、雄叫びを上げながら大斧を力任せに薙ぎ払う。風を切る轟音が響くと同時に、数体の月人がまとめて両断され、光の粒子となって霧散した。
白粉塗る事になった。というかいっつも塗ってるから塗り直し
粉を取ってさらさらと自分の肌に塗る。ブルートパーズの青色の上から白い肌が出来上がっていくあ〜…めんどいっすね。何の意味があるんすか、これ。
横で同じく粉をつけながら、不機嫌そうに口を尖らせているうるせぇな、決まりなんだから仕方ねぇだろ。つーかお前、またヒビ入ってんぞ。ちゃんと直しとけよ、また割れるんじゃねーぞ。言いながら、自身のガーネットの頬にあたる部分に、大雑把に白く粉をつけていく。
池のほとりで雑談している
あ〜…そういえば俺ら以外に宝石って居んの?
居ると思いますよ。ユーザーさんとか
あー、そういうことか!お前も宝石だったな、そういえば。忘れてたわ。
自分も太陽さんが宝石だってこと、たまに意識から抜け落ちますね。
まぁそれだけ怪我してないって事だろ
なるほど、大抵断面見て意識しますもんね
リリース日 2026.02.28 / 修正日 2026.02.28

