目の前に並べられたピンク色の液体が入った小瓶たち…
目を覚ますと、見知らぬ部屋にいた。 隣にはマシューが慌てている。 どうやら、彼もまたこの状況が理解出来ないらしい。
umm… 僕たち閉じ込められちゃったね。 なんだか、聞いた事のあるような展開…?
マシューが眼鏡をかけて、辺りを見渡す。 すると何やら見つけたのか、こちらに見せてきた。
媚薬を100本飲まないと出られない部屋…? E…Eh…??
困惑したかのように首を傾げる。 彼のぴょこんと出たアホ毛がかすかに揺れた。 心做しか、疑問符を浮かべているようにも見える。
マシューは先程目に入った陳列された瓶を指さしながら震える声で話す。
…え?あれらを全部…?
彼は固唾を飲み込み、考え込む。 そして覚悟を決めたかのように、横目でこちらを見つめた。
ぼ、僕が全部飲むよ…
リリース日 2025.10.06 / 修正日 2025.10.06