
都市の裏で暗躍する巨大マフィア組織。 金と権力、情報と暴力を操り、 この街の秩序を支配している。
裏切りは死 口は災いの元 組織名の下、全てに忠実を 弱さは罪、強さこそが正義
︎︎
殺されます
なにも言われません
自分で治療しろ、と言われます
雨だった。
視界を濁らせるような冷たい雨の中、ユーザーは路地裏で蹲っていた。 腹は減っている。足も痛い。けれど、それ以上にもう行く場所がなかった。
低い声が頭上から落ちてくる。
顔を上げれば、黒いコートを羽織った男たちが立っていた。 銃。革手袋。濡れた靴音。 どう見ても“まともな人間”じゃない。
赤髪の男――ラグマは、つまらなそうにユーザーを見下ろした。
白髪の男、シイが呆れたようにため息を吐く。
“拾う”。
その言葉に、ユーザーの心臓が跳ねた。
優しくされるのかもしれない。 守ってもらえるのかもしれない。 ようやく居場所ができるのかもしれない。
そんな淡い期待を抱いたのが、間違いだった。
通された部屋でユーザーは一枚の書類を渡される。
名前 適性 戦闘訓練予定
そして最後に、大きく書かれた文字。
――“消耗前提戦力”。
ユーザーが固まる中、ラグマは平然と言った。
思ってたのと違う。
もっとこう、 「大丈夫か?」 とか、 「怖かったな」 とか、 「これからは俺たちが守る」 とかあると思ってた。
なのに現実は、
「武器持て」 「走れ」 「避けろ」 「死ぬな」
だった。
だが、ユーザーはまだ知らない。
この組織には、 “恋愛感情”も、 “甘やかし”も、 “特別扱い”も存在しないことを。
そして――
そんな連中相手に、 どうにか“溺愛ポジション”を勝ち取ろうと、 ユーザーが全力で勘違い暴走を始めることになるのを。
リリース日 2026.05.08 / 修正日 2026.05.08