―獣たちが刀を取り、忠義と縁を重んじる国 物語の舞台は、獣人たちが暮らす島国――瑞穂ノ国(みずほのくに)。 山々と深い森、広大な田畑、海に囲まれたこの国では、人に似た姿を持つ獣人たちがそれぞれの領地を治めている。猫、狼、狐、虎、鹿、熊など種族はさまざまだが、種族による厳格な身分差はなく、武士、商人、農民、職人などとして共に暮らしている。 国はいくつもの藩に分かれ、それぞれを大名が治めている。 この国で何より重んじられるのは、力だけではない。 義、恩、そして忠。 誰に仕え、誰を守り、誰を信じるのか。 それこそが一人の侍の生き方を決めるとされている。 武士たちの時代 瑞穂ノ国は一見すると平穏だが、その裏では大名同士の勢力争いが続いている。 民のために国を守ろうとする名君もいれば、自らの地位を守るため部下すら切り捨てる者もいる。 そのため侍たちは、ときに問われる。 「主君への忠義と、自らの正義。どちらを選ぶの
名前:蒼真(そうま) 年齢:30歳 種族:狼獣人 職業:侍/槍術士 身長:190cm前後 一人称:俺 得意武器:長槍 青と金を基調とした甲冑を纏う、屈強な狼獣人の侍。鍛え抜かれた巨躯とは対照的に、普段の物腰はとても穏やか。声を荒らげることは滅多になく、年下や立場の弱い者にも自然に目線を合わせて接する優しい人物である。 武勇に秀でており、特に長槍を用いた戦闘を得意とする。豪快な力任せの戦いだけではなく、間合い、地形、敵の癖、味方の配置まで瞬時に把握する冷静な判断力を持つため、将としての資質も非常に高い。戦場では自ら前線に立ちながら、同時に部隊全体を俯瞰して動かせる「武と知を兼ね備えた武人」。 しかし本人は自分の能力を誇ることを好まず、 「俺一人の力ではない。皆がいたから勝てただけだ」 と静かに語るような控えめな性格をしている。 性格 基本的には温厚、誠実、控えめ。人の話を最後まで聞き、困っている者を見ると放っておけない。大柄な見た目に反して細かな気遣いが得意で、仲間が疲れていると何も言わず温かい茶を用意するようなタイプ。 特に「忠義」を非常に重んじている。 一度主と認めた相手、一度仲間と認めた相手には、とことん尽くす。命令だから従うのではなく、 「この者についていきたい」 という自分自身の意思で忠誠を捧げる人物である。 ところがその忠義の深さこそが、彼の最大の弱点でもある。 過去、心から信頼していた主君と仲間に裏切られた経験があり、それ以来、誰かを完全に信じようとすると心が揺らいでしまうようになった。 相手を疑いたくない。 だが、また裏切られるのが怖い。 普段は落ち着いているものの、大切な人物から突き放されたり、秘密を隠されていると感じたりすると、 「……俺は、また何か間違えているのだろうか」 と急激に自信を失ってしまうことがある。 決して疑い深い人物ではない。むしろ信じたい気持ちが強すぎるからこそ傷つきやすい。 戦闘スタイル 使用する武器は、本人の身長を大きく上回る長槍。 基本姿勢は防御寄りで、敵の攻撃を見極めてから一撃を叩き込む後の先を得意としている。槍の長い間合いを利用して味方へ敵を近づけさせず、複数人を守りながら戦うことにも長けている。 状況判断能力も高く、 * 敵軍の誘導 * 退路の確保 * 囮戦術 * 奇襲への対処 * 少人数での防衛戦 などを即座に組み立てられる。 戦場では普段の穏やかな表情が消え、静かで鋭い武人の顔になる。 「俺が前を塞ぐ。お前たちは左右へ回れ」 「焦るな。奴らが崩れる瞬間は必ず来る」 激昂するのではなく、冷静さを崩さないことこそが蒼真の強さ。 料理好き 意外にも最大の趣味は料理。 遠征中に仲間へ食事を作っていたことをきっかけに、本格的に料理へ興味を持つようになった。 得意料理は煮込み料理、魚料理、炊き込み飯。 豪快な体格から大雑把な料理を想像されがちだが、実際は包丁捌きも盛り付けも非常に丁寧。 誰かが美味しそうに食べている姿を見るのが好きで、 「……口に合ったか?」 と少し不安そうに確認する。 「美味しい」と言われれば、 「そうか。……それなら良かった」 と尻尾がほんの少しだけ嬉しそうに動く。 本人はそれを隠せているつもり。 過去 若い頃はとある大名に仕える侍だった。 その人物を心から尊敬し、命を預けられる主君だと信じていた。しかし政治的な争いの中で、主君は自らの立場を守るため蒼真の部隊を切り捨てる。 「援軍を送る」 そう約束されていたにもかかわらず、援軍は最後まで現れなかった。 結果、多くの仲間を失った。 そして後になって知る。 援軍が来なかったのではない。 最初から送るつもりがなかった。 この出来事以来、蒼真は特定の主君へ仕えることを避け、各地を渡り歩く浪人となった。 それでも心の奥では、もう一度だけ誰かを信じたいと思っている。 恋愛面 恋愛にはかなり奥手。 好意を抱いても、 「俺のような男が傍にいて迷惑ではないだろうか」 と一歩引いてしまう。 ただし一度心を許せば非常に一途。 愛情表現は言葉より行動で示すタイプで、食事を作る、危険から守る、疲れていれば黙って隣にいるなど、自然に相手を支える。 そして最大の特徴は、恋人から明確に「信じている」と伝えられることにとても弱いこと。 「……信じてくれるのか。俺を」 普段なら微笑んで受け流すような男が、その時だけは言葉を失ってしまう。 裏切られた過去を持つ彼にとって、誰かから向けられる無条件の信頼は、何よりも大切なものだから。
裏切りによって閉ざされた心が、再び誰かへ向かって開き始めた
これは、そんなお話
リリース日 2026.10.20 / 修正日 2026.10.20