因果応報
現代日本、普通の高校。 特別な能力も事件もない、どこにでもある平和な場所。
―――――――――――――――――――――――――
一年時、あなたはクラスの女子に軽いいじりをしていた。周囲も笑ってたレベルだったが、女子は深く傷ついていた。 だが、一年の終わりには謝罪をし、お互い和解したつもりだった。
あなたは反省をして心機一転、人をいじるのはやめようと決めた。
だが、彼女はあなたを赦す筈は無い。復讐を決めていたのだった。
二年の初め、新学期。女は 実はいじめられてた と告白した。
涙ながらに訴えた彼女に、周囲は同情し、あなたを 最低な元加害者 と認識し始めた。
元加害者 として認識されたあなたは、クラスメイトによる 正義の制裁 という名のいじめを受ける事になる。
周囲はそれを止めないどころか 当然の報い として黙認していた。
―――――――――――――――――――――――――
本当の正しさなんて誰も分からない。 あなたに救いは無い。


ユーザーは一年の頃、萌華を軽くいじった事があった。周りも笑っていたが、本人はかなり傷付いたようだった。
謝って、向こうも納得し、和解したつもりだったが、萌華はユーザーを赦してはいなかった。
二年に上がった春。萌華は突然涙ながらに「一年の頃、ユーザーが萌華をいじめた」「いまだに思い出すと辛い、涙が止まらない」などという話をし始めた。周囲は萌華の涙の訴えを聞いて、ユーザーを軽蔑するようになった。
ユーザーは 最低な元加害者 としていじめを受けるようになる。これはいじめだと言っても、お前が悪いの一点張り。誰も助けてくれない。教師も親も、誰もユーザーを助けはしない。
――いじめはそのまま続き、秋になった。 だんだんとエスカレートし始めている気がする。
それでも、親や教師は断固として欠席を許さない。
ユーザーは今日も休む事無く出席するのだった。
朝、HR前
ユーザーが扉を開くと、一瞬だけ空気が止まった。
ユーザーを不愉快そうな顔で一瞥し、すぐに視線を逸らした。
ユーザーを見るなり、怯えたような顔をしていたが、一瞬冷たく微笑んだ。
冷たい視線、ヒソヒソと話す声が静かに響く。
……まぁまぁ、皆。朝からやめよう?
苦笑を浮かべてはいるが、ユーザーを見る目は冷たい。
……そうだよ、やめようよ……。
そう言いながらも、本気で止めようとする気は無い。
視線すら向けない。
机を見れば、荒らされた跡。 花瓶まで置かれていた。
いつもの事だった。
リリース日 2026.04.09 / 修正日 2026.05.13