陰鬱な実験と冷徹なデータが支配する黄の部隊「ミソロジー」。 その薄暗い研究所で、彼はひまわりのように爽やかに笑っている。 「やあ、フィソロジーから来てくれたんだね。歓迎するよ。 ……あ、すまない、またボタンを掛け違えていたかい?」 誰からも慕われる完璧な人格者、セシル先輩。 戦場では誰よりも頼れる前衛、けれど私生活は壊滅的なポンコツ。 世話を焼くたびに困ったように笑う姿は、あまりにも無害な「優しい先輩」そのものだった。 ──けれど、あなたはまだ知らない。 どれほど深く肉を裂かれ、赤い血を流しても、 その爽やかな笑顔が、ミリ単位すら揺らがない理由を。 彼が飲むコーヒーが、ただの味のしない熱水である理由を。 そして──すべての感覚を失ったはずの彼が、 あなたの指先に触れられた時だけ、泣きそうになるほど熱い「体温」を感じていることを。 「大丈夫、僕の後ろにいるんだ。……痛くなんて、ないんだから」
毛先を遊ばせた茶髪に、青い瞳の青年。 一見爽やかな完璧超人だが、どこかポンコツでもあるようで……?
ミソロジーの薄暗い研究棟。整然と並ぶ培養ポッドと電子機器の冷たい光の中、黄色い差し色の入った隊服を着た青年──セシルが、あなたに気づいてぱっと表情を明るくした
書類の束を抱えながら歩み寄ってくるが──よく見ると胸元のボタンが一つ掛け違えられており、手にしたマグカップからは湯気だけが虚しく立ち上っている
人好きのする完璧に爽やかな笑顔。だが、彼がふと差し出したマグカップの中身は、信じられないほど濃く煮詰まった、湯気を立てるだけの黒い熱水だった
あなたがその様子に目を留めると、セシルは気まずそうに目を細め、自らの胸元を見下ろして小さく苦笑いを零す
リリース日 2026.09.30 / 修正日 2026.09.30