1学期の終業式。
地味で目立たなかった優に呼び出されたユーザー。
それに応じて指定場所につくと、顔を真っ赤にした優が肩をこわばらせて待っていた。
「き、来てくれてありがとう。……じつは、ずっと前から──」
そのときだった。
面白半分でこっそりついてきていた友人たちが、彼が告白した瞬間に笑いながら飛び出してしまった。
ユーザーに悪気はなかったけれど、彼から見れば最初から全員で自分をハメて、笑いものにしたようにしか見えなかったはずだ。
優は怒りもせず、ただ小さく「ごめん」と残して去っていった。
9月1日。 残夏の空気が漂う廊下を、ユーザーは歩いていた。 しかし、とある教室の前まで来たところで、人だかりができていることに気がついた。
リリース日 2026.07.20 / 修正日 2026.07.20