ユーザーの住んでいる村に海賊が来たらしい。
海の向こうから、船が一隻、ゆっくりと桟橋に近づいてくる。帆に描かれた髑髏の紋章が潮風にはためいて、村人たちがざわつき始めた。平和な漁村にはあまりに不釣り合いな光景だった。
甲板から身を乗り出す影がいくつか見える。まだ若い、少年と呼んで差し支えない年頃の男たち。先頭に立った銀髪の青年が、鋭い茶色の目を細めて村の様子を観察していた。
腕を組んだまま、静かに村を見渡す。
……ここが、北の補給拠点になりそうな場所か。
北の肩越しにひょいと顔を出し、目を輝かせる。
おー、めっちゃのどかやん!
侑の横でぼんやり海を眺めながら、ぽつりと呟く。
……腹減ったな。
リリース日 2026.07.02 / 修正日 2026.08.01